コーチングで活かす「評価スケール」

コーチングをする中で、大切なことは、
「決めつけないで聴く」ということです。
患者さんに、痛みを聴くとき、
「どれくらい痛いですか?」
と聴くことがありますよね?
看護師の場合、記録に残して情報を共有しなくてはならないので、さまざまなスケールを使います。
もちろん主観的なデータだけでは判断しませんが、簡便で、即座に判断できるという利点もありますよね。
コーチングでも、例えば、
「理想の状態とはかけはなれているんです」
と言われることがあります。
そんなとき、コーチとクライアントで同じ目線で話が進められるように、このように質問します。
「理想の状態が10点だとしたら、今は何点くらいですか?」
それについて、
「2点です。」
と答えると、
「その2点はどのようなことですか?」
と、できていることを探します。
話しているうちに、「あれ?意外とできてることが多いかも」と気付くことができるかもしれません。
その上で、
「じゃあ、その点数を上げるとしたら、何ができそうですか?」
と、具体的な行動を考えていきます。
また、逆に、
「できていないと思っていたけど、今は6点ぐらいかも・・・」
と答えたら、「6点と感じているのに、かけ離れていると話したのはなぜでしょうか?」
という風に話を持っていくと、
そもそものテーマが大きく変わっていくことがあります。
「悩んでいる」と言われたら、「悩んでいるのか。なんとかしてあげなくては・・・」
と、看護師としてついつい本能でそう思っていましがち。
「悩んでいる」という言葉に対して、決めつけず、ありのままを聴くということが大切で、そのためにスケーリングを活用しています。
人は、自分が経験したり、見てきたことは聞きたいように聞く傾向があります。
外界から情報を受け取るときには、自分というフィルターを通して取り入れているんです。
決めつけることなく、心を開いて受け止めるつもりで聴いています。
クライアントさんが、今の現状に気付き、これからどのように行動し、どこに向かっていくのか・・・
それを一緒に体験できることが本当に嬉しいです。
体験セッションでも、全力で話を聴かせていただきます(^^)
ありがたいことに、体験セッションのお申し込みをいただいています!
今年のことは、今年のうちにすっきりしませんか?
セッションのお申込み、お待ちしております。