コーチングスキル上達のコツ!

コーチングって、なんだか難しそう・・・
と言われることが多いんですが、実はそんなことはありません。
「簡単」というわけではないですが、ただ、みなさんは、気付かないうちにコーチングをしていることが多いんですよ。
「コーチングスキル」とは、奥深く、学び奥が深いものですが、単なる「コーチング的なコミュニケーション」であれば、だれしも経験があると思います。
そこで、今日は「コーチングスキル向上のコツ」をお伝えしていきます。
コーチングをするときに大切なのは、「在り方」です。
話している相手が、「またあなたに話したい」「また話しを聴いてほしい」と心から思えるような対話を作り出すことが、コーチとしてはもっとも重要。
そのための「在り方」として、日本看護コーチ協会では、
①マインドフルであること
②オープンであること
③ニュートラルであること
④クェスターであること
の4つを挙げています。
①マインドフルであること
というのは、今ここに、意図的に集中していることを言います。
患者さんの話しを聴いているときに、上の空にならず、では「聴いてもらった」満足感は得られません。
「今ここに自分が感じていること」に集中します。
これは、「瞑想」で鍛えることができます。
目を閉じて、雑念を捨てて、自分の呼吸に集中するんです。
意識が集中からしれたら、また戻せばいいんです。
このマインドフルな状態を維持することは、コーチングをおこなう上でなくてはならないスキルです。
②オープンであること
とは、わからないことをわからないままにしない、分かったふりをしない、ということです。
相手の気持ちをなんとなく理解したつもりで、そのまま話しを進めていくと、思ってない方向に進んでしまいます。
コーチとクライアントは同じ景色を観ているというのが大前提です。
分かったふりをせず、その都度確認します。
③ニュートラルである、
というのは、価値判断をせず、好き嫌いや良し悪しで判断しないことです。
どうしても過去の経験や、一般的なことから、相手のことを評価してしまいがち。
とくに看護師であるわたしたちは、「良くしてあげたい」という本能的な感情で、「良し悪し」をつけてしまう場面が多いです。
どんな状況でも、「ありのまま」を受容することが大切です。
④クェスターであること
クェスターとは、「探究者」のこと。探究者とは、表面的な言葉のキャッチボールから、一段深いコミュニケーションが取れるようになるように、気持ちを探究していくことです。
「本当にそう思ってる?」「本当は何が言いたい?」「本当はどうしたいの?」ということを突き止めていきます。
そのためには、相手のちょっとした表情の変化や、言葉の使い方を「深く聴く」必要があります。
そのとき感じたことを、そのまま伝え、その意味を考えていきます。
コーチングスキルは、教科書で学ぶよりまずは「在り方」を理解して、自分自身を整えることが大切です。
そして、どんどん実践していくことが重要です。
話しを聴く前に、ちょっと意識してみてください(^^)/