「真の共感」とは?

コーチングセッションでも、職場でも、
「共感する」
という場面は1日に何度もあります。
「共感」の意味を改めて説明する必要もないと思いますが、「共感する」ことはどういうことなのか、理解しているつもりで、
「あぁ、分かる分かる」
と言ったとしても表面的な同情の言葉に聞こえて、それは「真の共感」ではありません。
じゃあ、「真の共感」とは、どのようなものでしょうか?
共感は、相手を思いやる優しい心から来ることだと思いますが、表面的な共感は相手を不快や不安な気持ちにさせてしまうことがあります。
もちろん、同じ思考の人間なんて一人もいないので、同じ言葉でも、感じ方はそれぞれです。
一人ひとりに、その人に合った共感的な関わりをするためには、相手を理解しようとしますが、相手を完全に理解することは不可能に近いものがあります。
だからこそ、「分かってほしい」という気持ちが湧くし、受け入れてほしいという願望が強いのかもしれません。
「共感して!」と、人に強制させるものではないし、しなければならないというものでもありません。
その人の内側から湧き上がるものなんです。
その湧きあがった心が相互に響き合い、影響し合うプロセス、それが「真の共感」と言えるのだと思います。
日本看護コーチ協会でも、「共感」については1日かけてじっくり学びました。
看護コーチの在り方の基本である、
◎マインドフルであること
◎オープンであること
◎ニュートラルであること
◎クェスターであること
を感じることを何度も実践しました。
「共感」という言葉通り、考えることではなく、感じることが求められます。
先ほども言ったように、共感は互いに心が響きあうプロセスであり、瞬時瞬時に感じられるものでいつも同じように決められたものとして固定化するものではありません。
目の前にいるその人に、今この瞬間何を感じているかに注意を向けていきます。
相手の気持ちを分かったつもりにならないことも大切です。
何か悩みがあって、とても辛そうなとき、なんと声をかけて良いか分からないときがあります。
そんな時も、自分が何を感じているのかを伝えるんです。
無理に言葉を選ばずに、そのとき感じたことをそのままに、「あなたの話しを聴いて、悲しい気持ちになります。」と伝えればいいんです。
相手の話す内容を、正しいか正しくないか、良いか悪いかなんて判断することはありません。
「同意」と「共感」はまったく別物なんです。頭で考えてするものではなく、心で感じたことを受け取ることから始まります。
目の前で起きていることをあるがままに受け取ってみて、評価も判断もせずに自分の中で湧きおこる感情を受け取ってみてください。
目の前に人が、
何を求めているんだろう?
これまで、どんなことを大切にしてきたんだろう?
普段と違う事はなんだろう?
と、相手に興味を持って、寄り添うことで、共感しやすくなります。
言葉で説明するのは、なかなか難しいし、「実際どうなの?!」と思いますよね(^^;
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少しでも興味がある方は、是非お申込みくださいね(^^)/