相手との上手な距離感の保ち方。

私は生まれも育ちも関西で、それはそれはよく喋る子どもでした。
みんながずっと喋っているので、ちゃんと喋らないと聞いてくれないんですよ。
よくしゃべる上におせっかいという、「大阪のおばちゃん」みたいな感じです。
私としては、「良かれ」と思って、困っている人に声をかけるのですが、それが大きなお世話、なんてこともありますよね。
看護師になってからも、相手に感情移入しすぎて、自分がしんどくなってしまうことがよくありました。
「相手」と「自分」の距離感って、難しいですよね・・・。
目の前で苦しんでいる人に手を差し伸べることはできても、苦しみから抜け出すか、そのままでいるかは相手が決めることなので、
自分の手が及ばない範囲のことも多々あります。
では、どのようにうまく距離を取ればよいのでしょうか?
距離感がうまく保てない人ほど、相手に感情移入してしまいます。
感情移入してしまうと、相手と自分との境目が分からなくなってしまうんです。
相手の問題なのに、自分のことのように感じてしまい、「もっとなんとかしてあげなきゃ」と相手をコントロールしようとします。
その結果、どうなるのかというと・・・
必要以上に相手に口出してエネルギーを消耗したり、いつまでも引きずってしまったり、最悪の場合、相手に嫌われてしまいます。
一方で、うまく距離感を保てる人は、相手に「想いを馳せる」ことができます。
相手の状況や感情を想像して、自分の心に映しだして眺めることができるんです。
相手が今どんな気持ちなのかを想像するけど、主導権はあくまでも相手。
相手の力を信じて状況を眺めるんです。
そのうえで、「私にはどんなことが手伝えるか」「私に何ができるか」を考えます。
相手の可能性を信じて、心で眺めるということは、良好な人間関係を築くためにとても大切なことです。
おせっかいが悪いわけではありませんが、「相手が何を望んでいるのか」を考え、自分の価値観を押し付けないように気を付けなければなりません。
ポケットにたくさん「飴ちゃん」を持っていて、泣いている人にあげたって、それが相手にとって最善の手段なのか分かりません。
私がコーチングを学ぶまでは、頭の中を「思い込み」が大きく支配していました。
「○○すれば良いに決まっている」「〇〇すれば喜ぶに違いない」と、自分のベクトルで、自分にそのベクトルが向いたままでした。
このベクトルを相手に向けることで、相手が望むことを心で眺めることができるんです。
コーチとして、師匠から「自分が話し過ぎない」ことを何度も注意されました(^^;
相手の心を深読みせず、相手の感じる自由を尊重することが大切なのです。
距離感は目に見えない分、難しく、繊細です。
相手の心に土足でずけずけ入っていかず、よく観察するようにしましょう。
関西人でおしゃべり好きな私ですが、もちろんセッションではめっちゃ聴きますよ!(当たり前か)
相手に100%寄り添い、相手の可能性を100%信じるのが、私の強みです。
ぜひお気軽にお問い合わせくださいね(^^)/
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