看護学生物語②~実習編~

woman sitting in front of macbook

昨日は看護学生の中でも、寮での出来事を書いていきました。

今日は、学校での実習について書いていきたいと思います!

学校によって異なりますので、私の学校が一般的かどうかは分かりません。

時代も違いますもんね。

あくまでも、私の体験談として、最後まで読んでいただけたら嬉しいですm(__)m

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看護学生で語らずにはいられない・・・。それは

“実習”だ。

“実習”と聞いただけで、疲れてしまうくらい、大変だった思い出ばかりだ。

余談だが、私が前の病院で働いていたときの新人さんは、「別にそんなに大変じゃなかったですよー」と言っていたから、時代なのか、学校によるのかは分からない。

私は、とにかく大変としか言いようがない。

何が大変かって、一番は

“記録”

だと思う。

パソコンでの提出のものもあったが、ほとんどが”手書き”だった。

(職場でフロッピーディスクで記録を提出していたと言ったら、フロッピーを知らない人が多くて衝撃を受けた。)

1クール3週間の実習で、受け持ち患者さんの目標やら、計画やら、報告書やら、、

とにかく何かにつけて記録、記録・・・・・。

慢性期の実習は、まだいいんですよ。患者さんの入院期間が長いのでね。

一番やばい実習は・・・・・

“急性期”だ。

急性期は外科のオペ後で、退院指導などを一緒に行ったりする。

手術の見学をすることもある。

私は、肝臓のオペ患で、手術室に入り、ちょっと離れたところから台に乗り、2時間くらい立ちっぱなしで見学をした。

そのとき、手術台に寝ている受け持ち患者さんとは思えないほど、お腹が切られる様子が衝撃的だった。

医師や看護師は、もしかしたら「慣れ」もあるのかもしれない。

看護学生に見学させる目的は何だろうか。そう思わずにはいられなかった。

もちろん学びも多かった・・・はずだが、10年以上経つ今、その記憶しかない。

急性期が大変だったのは、とにかく展開が速すぎて記録が追い付かない・・・。

急性期の間は、本当にまともに眠れない。

冬だったので、部屋のコタツで記録して、仮眠とって、記録して、仮眠とって・・・

の繰り返しだ。

とにかく実習中は、記録で寝不足・・・それは一番にお伝えしたかった。

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何度も何度も辞めたいと思った。

それは、1度や2度ではない。

高校のころの友達が、大学でサークル活動やなんやで盛り上がっているころ、私はコタツで寝ていたのだ。

辞めたいけど、ここで辞めてしまったらこれまでの努力がすべて無駄になる気がした。

受験勉強も、学費も、これまでの知識も、実家で応援してくれている両親も、私が諦めてしまうことですべてなくなってしまうくらいなら、

もう少し頑張ろう、もう少し頑張ろう・・・と思い、友達の支えもあり、無事3年間を乗り切ることができた。

泣きながら実家の母に電話したこともあった。そのとき母は、

「走り始めたマラソン選手なんやから、ゴールするまでは頑張りぃ。他にやりたいことがあるならそれから考えたらええやん。」

と言われた言葉は今でも忘れられない。

しかし、

実習が大変と言ったが、もちろん、嫌なことばかりではない。

受け持ち患者さんにはとても救われたのだ。

慢性期では脊椎損傷の患者さんと骨盤底筋訓練をしたり、急性期では退院指導をしたり、母性では沐浴を一緒にしたり、精神病院の患者さんとイオンに言ったりした。

患者さんの顔を浮べると、看護計画も頑張ることができた。

「看護師とは」どんな仕事か少しずつ分かった気がした。

「夢」だったことが、確実に近づいている感覚だった。

どの場面においても、辞めずに頑張ってくれた当時の自分にありがとうと言いたい。

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あの3年間はこれまでの人生の中でもかなり濃かったし、人生に大きな影響を与えていたことは間違いない。

人生は、「選択の連続」だ。

今日ブログを書くこともできるし、書かないこともできる。

今看護学校に通っていて、このご時世で想像もつかないような苦労をしていると思う。

でも、それを選んだのも自分。

環境のせいにしたって、何もいいことはない。

今ある環境で、自分が「何を選択するか」で決まる。

過去のあらゆる場面で「選択」したから、「今」の自分があるということを忘れないでほしい。

これからどうなりたいのかを考えたら、「今」なにをするべきかが分かるはずだ。

実習のことを書こうと思ったが、思ったよりエピソードが思い浮かばなかった。

そのとき必死で、思い出に浸るということでもなかったのかもしれない。

それだけ命を預かる緊張した毎日で、何も分からない状態からすべて学ぶことは容易ではなかった。

でも看護師として、今も仕事ができることは本当にありがたい。

看護師の仕事が特別なわけではないけれど、資格を持っていると、病院以外の場所でも活動することができる。

看護師の免許があるのと、ないのでは、選択肢の数が全然違う。

是非、最後まで頑張ってほしいと心からのエールを送りたい。

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今回の内容はちょっと薄すぎたな~と反省しています(^^;

言い訳なんですけど、日曜日にコロナワクチンを接種し、腕のだるさ著明なんです。

2日目でだいぶましになりましたが、身体のだるさは残っています。

まぁ、こんな日もあるよね・・・と、温かい目で見守っていただけると嬉しいですm(__)m

また明日からも無理せず、何かしら発信はしたいと思いますので、よろしくお願いします!

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