「怒り」はコントロールできるのか?

最近、なんだか忙しくて、心も身体も疲れてるな〜と感じる時、
いつもは気にならないことが気になったり、
イライラ・・・・なんてことありませんか?
言うことを聞かない子ども、片付かない洗濯物、ブログの更新、デスクの上の山のような書類、上司の一言….
イライラしてしまう要因が私の周りを取り囲み、「怒り」という感情が生まれます。
最近では、〝アンガーマネジメント〟という言葉もよく耳にしますが、
私がよく〝選択している〟というように、怒りの感情も、〝自分自身が選択いている〟ということになります。
アンガーマネジメントによれば、
怒りの感情が突然あらわれることを「キレる」と言ったりしますが、実際には感情が爆発するまでに、3つの段階を経ているそうですよ。
第1段階:「できごとの発生」
何らかのできごとが起こったり、誰かが何かを言ったり、したりすること。
第2段階:「できごとの認識・意味づけ」
発生したできごとや言動について自分自身の意味づけを行います。
第3段階:「怒りの発生」
意味づけの結果「許せない」「受け入れられない」という認識に至り、怒りが発生します。
このように、怒りの感情は、起こったできごとや誰かの言動について、自分自身が「許せない」「受け入れられない」と判断した場合に発生しています。
端的に言えば、怒りの感情が発生する原因は『価値観や考え方の不一致』に過ぎません。
つまり、怒りの感情を生み出しているのは、他でもない自分自身(の価値観や考え方)なのです。
例えば、新人教育をしていて、こちらが一生懸命教えているのに、まったくやる気がない素振りで、こちらの思いが伝わっておらず、
何度教えても同じミスを繰り返す、、
なんてとき、「もぉーーーー!!」とイライラしてしまうこと、ないですか?
その時はつい冷静さを失い、「ちゃんと聞いてるの?!」など、怒りをぶつけてしまうかもしれません。
「怒り」の感情をコントロールするための3ステップというものがあって、
「怒り」の感情がわき起こった時には、次の3ステップを実行してみましょう!とのこと。
ステップ1「他人の目線で物事をとらえる」
怒りの感情は、価値観や考え方の不一致が原因で発生します。
ですから、なるべく他人の目線で、起こったできごとや他人の言動についてとらえるように努めてみましょう。
自分と相手の価値観や考え方のどちらが正しいかを考える必要はありません。
単純に価値観や考え方の違いを認識し、それらを他人目線で理解するようにします。
もう一つ大切なのは、怒り感情の「大きさ」と「種類」を選別すること。
「許せる」「ある程度は許せる」「絶対に許せない」といったふうに選別し、怒りの大きさや種類を理解することで、他人目線の理解はより深まります。
ステップ2「自分の気持ちに向き合う」
イライラ、ムカムカした理由を問われたとき「何となく…」と答えてしまうことも少なくないと思います。
「なぜ怒りの感情が生まれたのか」「何が気に入らなかったのか」を客観的に見つめることができれば、怒りの感情をコントロールしやすく、問題解決の糸口を見つけやすくなります。
そのために、怒りの感情が起こったときの気持ちを、紙に書き出してみましょう。
『怒りについて書き出す=視覚化する』ことで、怒りを静めることや、自分自身の気持ちの裏側にある「本音」が見えてきます。そして、怒りの感情が生まれるパターンを把握できるようになり、感情を操りやすくなります。
ステップ3「自分と相手とのギャップを埋める」
「自分と他人の双方にプラスにならない」「自分自身が苦しい」などと感じる場合は、自分の価値観や考え方を変化させ、自分と他人とのギャップを埋めるようにします。そのほうが、他人の価値観や考え方を変化させようとするより簡単です。
ただしこれは、自分の価値観や考え方を否定して、全てを他人に合わせるということではありません。
価値観や考え方には人それぞれであることを理解し、双方にとってプラスになる方法を見つけるための手段です。
とのことです。
いかがですか?
読んでいたら、「あー、うんうん。そうだよね。」って理解できるけど、
怒ってるその時に、これを思い出せるかなぁ、、。
ふと冷静になってから、「あー、言いすぎたなぁ」とか、「なんであんなこと言っちゃったんだろうなぁ」って、後悔することがほとんどです。
つい昨日も、ちょっとしたことでイライラしてしまって、夫を怒らせてしまいました。
きっかけは些細なことなのに、一度ケンカすると仲直りにかける労力は何倍も感じます。
そう考えると、なるべく怒りをコントロールできるように、日頃から上記のステップを頭に入れておきたいものですねぇ。
ちなみに、その場で怒りを抑えられない場合、言い合うとエスカレートするので、私はだいたい席を外します。
車の中でボーッとしたり、気分転換に音楽を聞いたりして、気持ちを落ち着かせるんです。
そして、どうしたらまた仲直りできるかなぁ、、って、自分の気持ちに素直になるようにしています。
イライラするときは、心に余裕がないとき。
話しを聞いてもらいたいのに、我慢したり、無理に取り繕うと、こうやって〝怒り〟を選択してしまいます。
そんなとき、誰か無条件に、フラットに話しを聞いてくれる人がいたら、気持ちも落ち着きますよ。
自分でコントロールできることが良いんでしょうけど、それが難しいときは、頼りましょう!
「ちょっと聞いてよ!」っていう話しでも大歓迎ですよ!
悩みがなくても、仕事の話じゃなくても、なんでもぜーんぶ受けとめます!
それが私の喜びです(^^)
是非お気軽にお問い合わせくださいね!