【GROWモデル】G:理想の未来が描けないときの言葉かけ!

four colourful houses

コーチングでは、基本的には「GROWモデル」を使用しています。

目標設定の前に、未来の理想の姿を明らかにしてもらって話しを進めていくのですが、

「理想の未来」を描けないクライアントさんもたくさんいます。

そんなとき、どうしているのかを紹介したいと思います。

ちなみのGROWモデルについて簡単に説明しますが、

① Goal(ビジョン)目標の明確化

自分自身が素直に「こういう働き方ができたらいいな」と感じられる理想の姿、頭の中の映像に浮かぶ姿をイメージしてもらいます。

② Reality 現状把握

自分自身が求めている期待と役割と、自分自身が考えたGoal(ビジョン)との共通点を探します。

③ Option 選択肢の創造

自分自身が求められている期待や役割と、自分自身が考えたGoalとの共通点に「一歩近づく」ための方法を探します。

④ Will 目標達成の意志

自分自身が求められている時期や役割と、自分自身が考えたGoalとの共通点に「一歩近づく」ための方法を探します。

このモデルを使用する上で、目標が決まらないことには、前には進めません。

でも、看護師として長年病院に勤めている人ほど、「理想の未来なんて描けません」と言います。

そんなときどうするか?

わたしは、

「制約を外して考えてみてください」と伝えています。

「常識では」とか「現実的には」といった概念は捨ててもらい、思考の枠を外すんです。

現実の制約を感じてしまうとイメージが難しくなるので、「できるかどうかは考えず、理想の状態を教えてください」と話します。

自由にイメージすることと、目標設定は、イコールではありません。

絶対実現できない、と思うようなことでも、それを話す「意味」があります。

つまり、クライアントさんが大切にしていることを理解するためには有効なんです。

大きな理想を描いて、「じゃあ、例えば、でいいので、もう少し具体的に話してください」というと、ぐっと現実味を増します。

Photo by Elina Sazonova on Pexels.com

もうひとつの方法は、「未来が描けない」なら「過去を振り返って」もらっています。

過去のエピソードから、これまでどう生きてきたのか、何を大切にしてきたのかを聞き出します。

未来と違って、過去のことは「もうすでに起きたこと」なので、自分の記憶として残っていて、話すことは簡単です。

たくさんのエピソードがある中で、私とのセッションで話してくれるそのエピソードに「意味」があるんです。

「これまで経験した中で、ワクワクしたことはなんですか?」と聞くと、みなさんしばらく考えますが、

思い出すと、目を輝かせ、イキイキと話してくれます。

私はその姿を見ているだけで幸せな気持ちになるんです。

もちろん、「深く聴く」ことを意識しながら、話しの内容によっては、「それって、どういうこと?」「もっと教えて!」と返しながら、どんどん深めていきます。

「潜在意識」を呼び覚ますことは、ちょっとしたきっかけがあれば大丈夫。

だれでも自分の中に眠る素晴らしい才能に気付くことができるんです。

書いているだけでもわくわくしてきますね(^^)

Photo by Benjamin Suter on Pexels.com

話しをまとめると、「未来が描けない」というクライアントさんに対しては、

① 制約を外してもらう

② 過去のエピソードを話してもらう

という2点です。

その他にも話しの流れでいろんなスキルをフル活用します!

是非体験セッションでお試しくださいね!

関連記事