採血が苦手でも、落ち込むことない!~物の見方で世界は変わる~

先日、コーチングでの大先輩とお話する機会があって、「私は看護師のためにコーチングを届けたい!」という想いを伝えたのですが、
「それって、楽しいと思ってやってる?」と聞かれました。
私の中で、「仕事」=「楽しい」ということはなかなか結びつかず、「なぜお客さんが来ないんだろう」とか、「なぜ売り上げが上がらないんだろう」とか、どうしても「問題」に意識が向いていることに気付きました。
「問題に意識を向けるのではなくて、”解決策”に目を向けたほうがいいよ」と言われ、なるほど・・・と目から鱗状態でした。
「なぜできない?」ではなくて、「どうすればできるか?」という意識を持つことが大切なんですよね。
これって、当たり前のように見えて、ついつい問題意識に目を向けてしまうんです。
私は採血がめちゃくちゃ苦手でした(´;ω;`)
なんででしょうね。あの、血管がめちゃくちゃ出てるのに、ブスっと刺しても逆血が全然こないやつ。
しかも、患者さんから「私の血管、すごく刺しやすいでしょ?」という謎のプレッシャーをかけられて、余計に緊張するわけです。
夜勤の朝に採血することが多かったので、6時起床で、そこからバイタル測りながら採血しながら・・・そんな時に限ってトイレコールが鳴りやまない。
仲の良い先輩との夜勤だと、「手伝ってください」と言えるけど、主任さんとかだと、「できない」とも言えない状況。今考えただけでも地獄です。
当時、私は「なぜできないんだろう・・・」ってずっと悩んでました。
できない自分を責めていたし、採血すらできないなんて、看護師失格なのではないか・・・とどんどん自分で自分を追い込んでいたんですよ。
「また失敗したらどうしよう・・・」と思っているので、また失敗するわけです。
この負のループから抜け出せない。
そんなときに、「どうすればできるようになるか」に意識すればどうでしょうか?
先輩の手技を見て学ぶとか、アドバイスをもらうとか、解剖生理から学び直してみるとか、友達に採血させてもらうとか、あらゆる方法がありますよね。
そうすることで、成功体験を増やしていくんです。
成功体験が増えることで、自信になります。
「私はもう採血が怖くないぞー」と思えるようになったら、もう何も心配はいりません。
頭で考えていることは、その通りになるって、脳科学でも言われているように、本当にそう思ったらそうなるんですよね。
「そう思ったらそうなる」と言われることの、「そう思う」までのハードルが高いと感じてしまうんですよね。
「そう思える」だけの自信がつくまで、いろんな努力をしてきたからこそ、思った通りになるのは当たり前だと思いませんか?
「私は採血がうまくできる!」と思うまでに、解決策を考え、努力したからこそそう思えるし、そう思ったらその通りになる、本当にそれだけです。
仕事でも新しいことをやるときって、とても不安だし、怖いじゃないですか。誰だってそうです。
でも、やってみないと、何も学べないし、成長もしません。
こんときに、成長しない最悪のパターンは、「人のせいにする」こと。
先輩が教えてくれないからとか、新人にやらせる組織がおかしいとか、誰にも頼めない環境が悪いとか・・・。
そう思っていると、成長の機会を逃してしまいます。
7つの習慣には、このような物の見方を「パラダイム」と呼び、世の中の物事を見るときに基準となる考え方のことを言います。
この物の見方(パラダイム)を、「自分にはどうせできない」と思うのではなくて、「自分にもできるかも!トライしてみよう!」と思うことが大切です。
「できない」にフォーカスすると、
↓
チャレンジしない。努力しない。
↓
結果が出ない
↓
自信がつかない
↓
自分にはできない
というループに陥ってしまうんです。
自分の内面、考え方、見方、動機が原則に合っているかに気を付けて、行動を変えることで結果を引き寄せようとすることが大切というわけです。
最初からうまくいく人もいるかもしれないけど、ほとんどの人がみんな大変な時期を乗り越えています。
私も新人時代は正直とても辛かったです。
辛いことを我慢して働けと言っているのではないんですよ。
考え方次第で、少しでも楽になるなら、そのような思考を知っている方がいいのではないかと思っています。
「人生を愉しむ」というのが私のテーマです。
そんな余裕もないという看護師さんたちが、コーチングや脳科学を知ることで、人生を愉しめる人が増えたら嬉しいです(^^)
誰かに話すだけでも楽になることもあります。
是非お話聞かせてくださいね♪