信頼できる人の見分け方と信頼関係の築き方

「信頼関係を築く」というのは、コーチとクライアントの間では当たり前のことなので、「どうすれば信頼関係を深めることができるか」ということは常に考えています。
この、信頼関係というのは、職場内でも家庭内でも友人同士でもとても重要ですよね。
「信頼できる人だと思っていたのに・・・」と、裏切られたときの心が大きく傷ついたり、精神的にダメージを受けます。
これは、人の見る目を養うと無駄にダメージを受けずに済みますよね。
全員から好かれる必要はないと言われているように、人間関係に費やす時間を節約したり、裏切られたり、失望しないためには、「信頼できる人」か「できない人」かを見分けることで回避できます。
じゃあ、どんな人が「信頼できる人」で、どんな人が「信頼できない人」なのかを考えていきましょう。
精神科医の樺沢紫苑先生が示した、信頼できない人の共通点がこちら!
信頼できない人 | 信頼できる人 |
明らかな自己中心 | 他人への気遣い、関心がある |
for Me軸が強い | for you軸が強い |
人にしてもらうことだけ考えている | 人にしてあげることを考える |
クレクレ星人 | giver |
調子が良い、言うことがころころ変わる | ビジョンを持っている、筋が通っている |
恐怖、不安を煽る | 信頼を積み上げる |
儲け話しをふってくる | ものの見方が中立的 |
時間に遅れる | 時間、締め切り、小さな約束を守る |
嘘をつく | 正直、誠実 |
言い訳が多い | 言い訳よりもまず謝る |
「信頼できる」というのは、その人と交流することで、楽しい時間を過ごすことができる、自分にとってプラスの影響がある、学びや自己成長につながる、ビジネスのパートナーとして信ぴょう性を持って取引できる、と書かれています。
皆さんの周りの人はどうですか?
注目すべきなのが、「for Me」か「for you」の違いです。
forMeの人は、「自分が、自分が」っていう人。for youの人は、相手のために、他の人のために行動、貢献できる、その余裕がある人です。
周りにもfor Me軸の人、いませんか?みんなで会話していても、すぐ自分のことばかり話す人。
これ、例えば初対面の異性だったりすると、ちょっと引いてしまいます。
自分のことしか考えていないので、万が一トラブルになったとき「自分は悪くない」というスタンスでいるので、面倒なことになりそうですよね。
for youかfor Meで、完全に分かれるわけではなく、あくまでも傾向なので、少しのやりとりでは判断できませんが、「自分のため」と「相手のため」のバランスがどのようになっているかが重要。
for Meが強いと感じたら、無理に仲良くせず、少し距離を置いた方がいいかもしれませんね。
相手のことばかり見ていて、判断していますが、じゃあ、自分はどうなの?ということも考えましょう。
どんな人となら信頼関係が築きやすいか何となくわかったところで、自分の「信頼される人」であることが大切です。
そのためには、自分が「与える人」になればいいんです。
心理学では、「同属性の法則」と言って、人は自分に近い性格傾向の人を好みます。だから、与えたいと思えば、与えたいと思う人が寄ってきて、お互いを高め合うことができるんです。
だから、成長したいとか、変わりたいと思うなら、同じような思いの人の近くにいたらいいですよね。
「与える」と簡単に言っても、実際難しいですよね。
アドラー心理学でも、「人を信頼する、人に貢献するのに”見返り”を求めてはいけない」と言っています。
どうしても、与えたら人間なので見返りを求めてしまいがちです。
見返りを求めずに、ひたむきに頑張ることが悪いわけではありませんが、それによって自分を犠牲にしてしまったら本末転倒。
「与える」というのは、「他人を思いやる」ことと「自分を思いやること」の両側面を兼ね備えてはじめて成立するものです。
または、その行動が「楽しい!」「嬉しい!」と思えることなら、無理なく「与えること」ができますよね。
「信頼できる人」と「信頼できない人」の見分け方と、自分が信頼できる人になる方法を簡単にお伝えしましたが、いかがでしょうか?
人間関係のことでそんなことまで考えなきゃいけないのか?!と思うかもしれませんが、無理に実践する必要はないんですよ。
自分にしっくりくるものとか、使えそうなものを部分的に参考にしていただけたら嬉しいです。
人間関係の悩みもコーチングで取り扱っています。
是非お気軽にご相談くださいね(^^)/