自己肯定より自己受容?自己肯定感の正しい高め方!

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「自己肯定感を高めましょう」と言えば、またその話か・・・と思うほど、よく聞く言葉になりました。

そして多くの場合は、本を読んだり、誰かに聞いたりして、そのままになってしまっています。

そもそも自己肯定感とは何か?

高めた方がいいのか?

さらに深堀していきたいと思います。

「自己肯定感」については、定義が研究者ごとに微妙に異なり、高め方の方法もさまざまです。

私がコーチングで取り入れている、アドラー心理学では、「自己肯定ではなく、自己受容が重要だ」と言われています。

ネガティブな人が無理に肯定的な言葉を発したところで、自己肯定感が高まるわけではない、というわけです。

心理学辞典から定義を引用すると、「自分の可能性を信じ、自分はできるんだという自身を持ち、肯定的に自己を認識する」と書かれています。

うーーーーん。なんとなく、分かるような、分からないような?

自己肯定感は、「高い」と「低い」で表現されますが、それを比較してみましょう。

自己肯定感の「高い」と「低い」
◎高い状態◎低い状態
自分にはできる自分には無理
自分には生きる価値がある自分には生きる価値がない
主張したい消えてなくなりたい
必要とされている必要とされていない
自分が好き自分が嫌い
人生を楽しみたい人生を楽しむことは罪
毎日が楽しい生きていても楽しくない
生きたい死にたい

「自分にはできる」「自分には生きる価値がある」「毎日が楽しい」と思わせることが自己肯定感で、逆に「どうせ私なんか」「自分には無理」と考えさせてしまうのが自己否定感と言います。

高いか低いかが分からない人は、上の表も左右どちら寄りの人間かというのがお分かりいただけるでしょうか?

右側の自己肯定感が低い状態=自己否定感が強い人は、人に褒められたり、励まされたりしても、「本当に思ってないんだろう」とか「たまたまだし」「無理に褒めているのかな」というように、仕事での成功も喜ぶことができあません。

すべての経験を「マイナスの掛け算」をしてしまうんです。

成功体験としてプラスに積みあがらないので、承認されても受け入れられない状態なんです。

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「自己受容」で自己否定感をなくす

ここで大切なことが、最初のアドラー心理学として紹介した「自己受容」です。

自己受容とは、自己否定をリセットしてゼロにするというイメージです。

コンプレックスや、欠点、短所を抱える自分、失敗だらけの自分、ネガティブな自分をそのまま受け入れることです。

「ありのままの自分」を受け入れることが、自己受容ということ。

これがなかなか難しい人は、そう思えなくなってしまったきっかけがあるはずです。

多くの場合は、自分の両親から受けた影響です。

親から否定され続けて育った人は、無意識に「自分は生きていても意味がない」という風に刷り込まれているので、そこを変えることはとても時間がかかります。

なかなか自己受容できない人は、「自分はなぜ自分を認めることができないのか・・・」ということを、過去にさかのぼって考えてみてください。

自己否定がある人は、どんな本を読んだって、アドバイスされたって、意味がありません。

まずは自己受容して、自己否定の世界から抜け出すことが大切。

あるがままでよい、あるがままよりほか仕方ない、あるがままでなければならない。

森田正馬(精神科医、森田療法の創始者)

皆さんには、この言葉をどのように受け止めますか?

ポジティブ日記を書こう

私が好きな「アウトプット大全」の著者で精神科医の樺沢紫苑先生が推奨しているのが、日記を書くことです。

「スリーグットシングス」など、3つ良いことを書くことがいいことは有名ですが、「自己受容」するために、樺沢先生は、「自己受容の4行日記」を紹介されています。

◎書き方◎

・1行目

ネガティブなことを書く

・2行目

プラスのフィードバックをする

・3行目

良かったこと、嬉しかったことを書く(何個でも良い)

・4行目

ポジティブな言葉で締めくくる

といった感じです。

何か失敗したことがあっても、「チャレンジしてエライ!」とか「学びになった!」というように、ただ書くだけで脳内から「変化」や「成長」が感じられるようになります。

嫌なことをなかったことにしたり、考えないようにするのではなく、そのことも受け入れられるようになることが重要です。

自己否定→自己受容→自己肯定の階段を1段ずつのぼり、最後にポジティブな言葉で締めくくることがポイントです!

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私は、自己肯定感は高い方が幸福感は高くなると思っています。

でも、やみくもにプラス思考になることは、自分の気持ちを無視してしまうことになり、長くは続きません。

自己肯定感を高めるためには、まずは「自己受容」することをおススメします。

もちろん、高かろうが低かろうが、その人が幸せならそれでいいんですよ。

でも、もし、「今のままでは嫌だ」「こんな自分を変えたい」と思っているなら、お手伝いができます。

自己肯定感が低いあなたを否定するのではありません。

まずは話しを聞かせてください。

一緒に考えましょう。幸せになる方法を。

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