会話力をアップさせる!相談をされたときの対応の仕方。

あなたは、よく周りから相談される方ですか?
看護師という職業柄、相談されることも多いですよね。
看護師としてだと、アドバイスすることもあると思いますが、今日は、患者さんではなく、同僚や後輩、友人などから相談を持ち掛けられたことをイメージしてみてください。
相談に来る人って、結局のところ、
「とにかく聴いてほしい」
「自分のことを分かってほしい」
「共感してほしい」という想いが強いんですよね。
「ちょっと相談があるんだけど・・・・」と話しを始めても、実は解決策を求めて相談に来る人はほとんどいないのが事実です。
でも、私も含めて、ついつい「その人に前向きになってほしい」という想いが強くて、つい弱音を吐く友人をみて、
「そんなにうじうじしてないで、前向きになろうよ」なんて言ってしまいがち。
でも、相手が求めていることはそんなことではありません。
「分かってほしい」「共感してほしい」ということなので、必ずしもプラスの方向に転換したいと思っているとは限りません。
ネガティブな感情を「ポジティブになろう」と言うと、自分が否定されているような気持ちになったり、説教されているとの捉えかねません。
よかれと思ってかけた言葉も、場合によっては信頼関係を崩してしまう可能性もあります。
意見を押し付けない!
じゃあ、どうすればいいの?と思いますよね。
もちろん気の知れた中の良い友人だと、何を言っても分かり合えるけど、たとえば相談を持ち掛けたのが、新人看護師さんだったらどうでしょう?
「もう、仕事を辞めたい」と言われたら、どうしますか?
一番やっちゃいけないのは、
「私のときはねぇ・・」と、武勇伝的なこと言うやつです。いつの間にか自分の話しにすりかえて、「昔は~だった」とか、「私のときはもっと大変だった」ということをべらべら話すのはやめましょう。
もし、自分の経験から、アドバイスするなら、「絶対こうするべき」ではなく、「あくまでも、私の経験なんだけど・・・」という前置きをまず話すこと。
選択肢を相手にゆだねることは重要です。
「もっとこうすればいいのに」ということがあったとしても、ぐっとこらえて、「これは正しい」というのは相手にとっては押し付けられたように感じるかもしれないので、心の片隅で覚えておいて損はないと思います。
そばにいるだけでいい
悩んでいる人に対して、なんと言葉をかけていいのか分からないことがあります。
そんなときは、無理に言葉をかける必要はありません。
解決策を提案するのではなく、ただ聴いて、寄り添っているだけでいいんです。
ただ寄り添うというのは、言葉より大きな支えになることがあります。
一言だけ、「一緒に考えよう」というだけで、相手に大きな安心感を与えることができます。
「辛かったね」「大変だったね」と相手の言葉をオウム返しするだけでも、相手は「分かってもらえた」と感じることができます。
「がんばれ」の使い方
安易に「がんばってね」なんて言うと、「もうこれ以上頑張れない・・・」「こんなに頑張っているのに・・・」と余計に自分を責めたり、不快な思いをするかもしれません。
今まさに自分で「頑張っている」ことを自覚していて、もっと頑張りたい!とイキイキしている人に対しては、「頑張ってね!」と言えば、「応援してる」「期待している」というプラスの意味に捉えられるかもしれません。
落ち込んでいる相手に対しては、
「がんばっているね!」と伝えてみるといいでしょう。「あなたの頑張りを知っている」ということで、「自分の頑張りを認めてもらえた」と感じるでしょう。
これは、相談相手が後輩だった場合で、目上の人に使うのは偉そうに感じてしまうので避けましょう。
目上の人の場合は、「○○さんの頑張っている姿を見て、私も元気が出ました!」と、主語を「私」にしてアイメッセージで伝えるといいと思います。
相手の言動で、自分がどんなプラスの影響を受けたのか、感じたことを伝えることで、相手も勇気をもらえます。
いかがでしょうか?
話し方を少し変えるだけで、人間関係は大きく変化します。
その結果、自分の仕事に対するモチベーションや、評価もあがり、人生が豊かになるというのは、皆さんもご存知ですよね。
最近はたくさんの会話力の本が出版されています。
それをどれだけ実践できていますか?
コミュニケーション能力と、収入は比例すると言われています。
話す力、聴く力をもっともっとやしない、コーチングスキルも上げていきたいものです。
その力を上げるためには、実践あるのみ。経験を積むしかありません。ぜひ、より多くの人に話しを聞かせていただき、スキルをもっと上げていきたいと思います!
体験セッションは初回無料で提供しています。
是非お気軽にお問合せくださいね(^^)/