【看護師】「仕事が覚えられない」の対処法!

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仕事の悩みで、一番辛いと言ってもいいのは、「仕事が覚えられないこと」ではないでしょうか?

別に仕事を怠けているわけではないのに、要領か悪くて損をするやつです。

「どうせ私は仕事ができないから」と言って諦めて何もしないのではなく、「どうしたら覚えられるか」を一緒に考えてみませんか?

看護学生で学んだ知識では全然足りないほど、就職すると覚えることが膨大です。

最初はオリエンテーションで、ダーーーーーーーっと説明があり、「はい」「はい」と返事をしながら一通り説明が終わり、「分かった?」と聞かれて、思わず「分かりました」と答えるけど、「じゃあ、覚えていることを言ってみて」と言われると黙ってしまう・・・・。

人って、人の話しをきいているようで、ほとんど聞いてないんですよね。

「ザル」のように聞いたことがそのまま零れ落ちてしまうようなイメージで、説明を聞いても頭に残らない人がいるんです。

人の話しが「頭に入る人」はどんどん成長するし、「頭に入らない人」は成長できない人ということは、なんとなく想像がつきますよね。

先輩から指示されても、話しの6割しか理解できていなかったら、仕事も6割のことしかできないことになります。

脳の中に情報が入ってきて(イン)、情報が置かれる(プット)ではじめて「インプットした」と言えます。

ザルのように聞き流す癖のある人は要注意!

しっかり言葉を頭に入れ、それを理解する努力をしましょう。

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とにかくメモをとろう!

医師の指示などは、聞き逃すことで患者の命に関わります。

よく医療事故でも、「ml」と「g」を聞き間違えたりとか、流量を聞き間違えたなどと聞くことがあります。

指示は「100%聞き取る」ことが鉄則です。

「そんなこと言われたって、全部は覚えられない!」と思うかもしれませんが、何も全部暗記する必要なないんです。

そう、方法は簡単。「メモをとる」ということです。

看護師ならだれでも、ポケットにメモ帳が入っているのではないでしょうか?

メモをとることで、「聞き逃し」がなくなりますよね。

だけど、不思議なことに、メモをとらない看護師さんって、いるんですよね!!

新人さんに指導していても、全然メモを取らない。

「え?覚えられるの?」と不安になって、「大丈夫?」と聞きますが、自信を持って、「大丈夫です!」と言うのですが・・・案の定全然違いことをしてしまう、なんてこともあります。

記憶だけで要点を完全に復唱できる人も、もしかしたらいるかもしれませんが、そんな特殊能力のない人は、素直にメモをとるのは一番です。

新人の頃は、メモをとって、その内容を家に帰ってまとめていました。

やはり、その場で言われたことだけでは、不十分で、それに関連した疾患や、治療についてあとで調べるために、「調べること」もメモしていました。

人の記憶は、このようにアウトプットしなければ、2~4週間で忘れてしまいます。

つまり「ただ聞くだけ」では1ケ月ほどで忘れてしまい、「前も教えたよね」となってしまうんです。

「言われたことを記録する」「それをアウトプットする」という習慣をつけましょう!

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すぐに「分かりました」と言わない!

例えば始めてつく処置の手順を一通り説明された後、先輩から「分かった?」と聞かれたとき、とりあえず「分かりました」と答えていませんか?

一度説明されただけで、本当に理解できますか?

先輩が怖くて聞けない・・・とか、これを聞いたらなんて思われるだろう・・・とかいろいろ考えて、「分かりました」がその場をしのぐためには手っ取り早いですよね。

後日「じゃあやってみて」と言われて、全然できなかったら、「あのとき何を聞いていたの?!」と怒られてしまいます。

分からないことや、あいまいなことは、その場で聞くのが一番です。

無理に「質問する」のではなく、「~は、○○ということですよね?」と確認することはとても大切。

とにかく、分かっていないことに「分かりました」と言ってしまうと、それ以上は教えてくれないし、指導もしてもらえません。

曖昧な知識のまま経過するので、「仕事ができない」「覚えが悪い」と思われてしまうのです。

「質問」「確認」を徹底して、「曖昧」や「不明瞭」を残さない!

一瞬の恥を恐れず、分からないことを放置しないようにしましょう。

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言われたことは100%実行する!

先輩から「あれやっといて」「これやっといて」と言われたことは、必ず実行する。これは当たり前のようで、できていない人は多い気がします。

「言葉で指示されたこと」は「必要最低限のレベル」なので、言われたら100%実行するという意識で実行しましょう。

だけど、結果として70点、や80点しか評価されなかったら、それは「言われたことはやって当然」と思われています。

言われたことを100%実行して、ようやく最低基準のレベル?!なんて社会は厳しいのでしょう・・・。

それでも「実行する」ということに意味があり、言われたことを実行できてこそ、身につくものです。

聞き取る→記録する→実行するのステップで、それぞれが70%でしか頑張らなかったとしたら、評価はとても下がります。

このステップのひとつひとつをしっかり意識して、それぞれを100%の気持ちで臨めば、「仕事覚え」は飛躍的にアップしますよ。

頑張りは必ず認めてもらえます。今しんどくても、コツコツ頑張りましょう!

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いかがでしょうか?

いやー、新人のときは、とにかくポケットがパンパンでしたね(;・∀・)

メモ帳や、スケールのプレート、ポケットサイズの辞書、その他にハサミやら時計やら・・・ドラえもんのポケットのようでした。

とにかく、なんでも持っていないと不安だったんです。

私も物覚えが良い方ではなかったので、とにかく何でもかんでもメモして、後から見返して何書いているか分からないとか、よくありました。

「分かりました」と言ってしまって後から困ったこともあります。

色々波にもまれ、学習し、少しずつ少しずつ、自分なりにやりやすいやり方、要領を見つけていくんです。

最初はとても辛いです。しんどいです。だけど、あなたが今「そこ」にいることは必ず意味があります。

それが分からなくなってしまっていたら、私のところに来てくださいね。

コーチングは、夢を描くだけではありません。

今の自分の位置の確認をすることもできます。

是非お気軽にお問合せくださいね(^^)/

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