コーチングでよく使う6つの”質問”!

「コーチングを教えてください!」なんて、時々言われます。
それと同時に、「コーチングって、難しいんでしょ?」って聞かれます。
「難しい」か「難しくないか」は、あなたが目指すものによって異なりますが、日常生活で使う範囲であれば、答えは「難しくない」です。
普段、気付かないうちにコーチング的な関わりをしていることが多いんです。
最近、セッションを重ねるごとに、どんどん質問がシンプルになってきたことを感じます。
習い始めた頃は、「これも聴かなきゃ」「次何を言おう・・・」と常に頭で考えながら、焦ってしまうことがあって、一時期コミュニケーションが下手になってしまったことがあります。
今日は、コーチングを知らない人のために、代表的な質問をいくつか紹介します。
これから紹介するのは、相手の話しをより正確に理解するための質問=「確認の質問」です。
私のコーチングの原点である、宮越大樹さんの著書、「コーチング脳のつくり方」でも紹介されています。
①具体化 「○○って言うのは?」
相手の話しに思い込みを持たずに聴くというのが原則なので、ひとつひとつの言葉の意味を正しく理解、共感するために、この質問はよく使います。
クライアントはほとんどの場合、抽象的に話すので、そこをさらに深堀することでより具体的な内容になっていきます。
②網羅 「他には?」
これもすごくよく使います。大体思ったことを話したつもりでも、すべて話せているわけではありません。
「他には?」と聞くことで、また答えを探しにいくので、話し終わったと思った後に出てきた言葉の方が気付きが大きいことがよくあります。
自分の内面を探索するためにとても有効な質問の1つです。
③目的 「それは何のため?」
これは相手の「目的」を確認するために使います。相手が「感情」「意志」「価値判断」などを表す表現を使ったとき、「それは何のため?」「どんな目的があるの?」と聞くことで、その言動の本当の意味に気付くことができます。
④反芻 「言ってみてどう?」
これはセッションが進んでいって、質問されることで今まで自分では気付かなかったことが出来てたとき、それを自分で言ってみてどう?と問います。
ここまで言ったことを相手はもう一度振り返りながら、自分の内面が十分に表現ができていたか考える時間を持ちます。
ただ聴きっぱなしではなく、「確認」することで相手の探索が深まるきっかけになります。
⑤抽象化 「つまり?」
話しが長くなってくると、まとまらなくなって、「あれ?なんのことを話していたっけ?」と迷子になってしまうことがあります。
そんなとき、「つまりはどういうこと?」とか「それを一言で言うと?」と投げかけることで、話しを振り返りながら要点をまとめようとします。
⑥肯定形 「○○の代わりに何?」
コーチングでは、できるだけ肯定的な言葉を使ってもらいたいので、否定形の言葉で表現されても「確認」することが大切です。
例えば、「子どもに対してイライラしたくない」と表現したとしたら、それは否定形の表現です。そこでほしいのは「イライラ」ではない表現です。
「イライラする代わりにどうしたい?」と聞くと、何を望んでいるのかが分かるというわけです。
いかがでしょうか?
日常的に職場や家庭での使っている言葉もありますよね?
これらの質問を、意図的にするのかどうかで相手の気付きは大きく変わってきます。
私はセッション以外でも、小学生の子どもに対してコーチング的な質問をします。
小6の娘は私ではないプロコーチからコーチングも受けているし、考えはしっかりしているので、意図的な質問はとても効果的です。
セッションでも、家庭でも、忘れていけないのは、
「相手の可能性を無条件に信じていること」
です。
あなたなら必ずできる!あなたの中にすべての答えがあると心から信じ、「深く聴く」ことで、相手の反応はどんどん変わっていきます。
そして、深く聴いてもらった経験をした人がまた誰かの話しを深く聴くことができるんです。
「コーチング」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、とてもシンプルです。
「対話」をすることで、気付きを与えるという、コーチとクライアントの言葉のキャッチボールです。
「話しを聴いてもらった」という経験を、一人でも多くの人に体験してもらいたいと思っています。
最近、ありがたいことにはじめましての方が勇気を出して体験セッションにお申込みしてくださっています。
たった30分で、セッションを受ける前より必ず笑顔になっていただけるように、全力で頑張ります!
お気軽にお問合せください(^^)/