褒めるときは、”Iメッセージ”を使おう!

皆さんは、「思い出に残る褒め言葉」がありますか?
両親や、先生、旦那さんや奥さん、子ども、友人、上司・・・などから、褒められたことで、忘れられない言葉は、どんな言葉でしたか?
そして、その言葉はなぜ思い出に残っているのでしょうか?
他にもたくさん印象に残ることもあったはずなのに、その言葉が忘れられないのはなぜでしょうか?
少し、考えてみてください(^^)
コーチングでは、相手を褒めたり、承認したりすることを、「アクノレッジメント」と言います。
アクノレッジメントは、それをどういうスタンスに立って相手に伝えるかによって、大きく2つの種類に分かれると言われています。
ここで、分かれるポイントは、
“Iメッセージかyouメッセージ”
かどうかです。
I(私)が主語なのか、you(あなた)が主語なのかの違いです。
“you”が主語の場合、
「よくやった!」「やればできるじゃん!」「優秀だね!」のように、
「あなたは~だね」という伝え方です。
もちろん、これも嫌な気はしませんし、承認のひとつです。だけど、どうしても自分が褒められたというよりは、それ自体が評価ととらえられてしまう可能性があります。
尊敬している上司など、自分のことを評価する立場の人から言われたら嬉しいかもしれませんが、場合によっては承認ととらえられないかもしれません。
そして、そんな風に言われても、「いや、そんなことないです」と否定的な言葉を使ってしまうことが多いんです。
もうひとつが、「I(私)」が主語の言葉です。
これは、相手が自分に対してどういう影響を与えたかを言葉にするもの。
「私は、頑張っているあなたを見て元気がでました!」とか、「私は、あなたが成長する姿が見られて嬉しい!」というような言葉です。
この承認の言葉はどうでしょう?
こちらがそう思っているんだから、それを否定のしようがないですよね。
あなたの思い出に残る「褒め言葉」は、どちらの種類でしたか?
大切なのは、
“相手を評価するのではなく、自分がどう感じたかを褒め言葉にする”
ということです。
私自身、小さい頃は、両親に褒められて育ちました。
だけど、今思い返すと、「すごいね!」「賢いね!」という言葉はかけられた記憶はありますが、心に残っているという場面はすんなり思い出すことができませんでした。
これは、親子関係なので、親目線の褒め方が悪いと言っているわけではありませんが、印象に残っていないのはそのせいなのかと思います。
(いや、覚えてないだけかな~)
「承認される」ことは、相手との信頼関係を築くためにとても重要です。
自分が、後輩や子ども、パートナーを褒めるとき、「わたし」を主語にしてみてください(^^)/
相手の反応が驚くほど違ってくると思いますよ!
私が感じたことを、そのままお伝えする、コーチングセッションも、是非体験くださいね♪