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【コーチング】やりたいことが分からないときは、やりたくないことを考える!

macbook pro on brown wooden table

コーチングと言えば、「やりたいこと」を引き出すことが基本です。

でも、これはたった1回のセッションで見つかるものではありません。

何度も自分と向き合い、その度に課題が見つかって、それを解決していきながら、ようやく「これやりたい!」が見つかることが多いです。

アメリカで最初にコーチングが生まれ、日本に渡ってきたわけですが、日本の教育は、問題に対して「正しく解くこと」が求められるため、「自分の考え」について意見をする場面はあまりありません。

社会人になっても、「自分がやりたいことを提案する」のではなく、「与えられた問題を解決する」という機会が多いので、

「何がやりたいの?」と聞かれても、「自分らしさ」を表現することが難しいのではないかと思います。

Photo by Ylanite Koppens on Pexels.com

先日のセッションでも、「仕事は辞めたいけど、その後何がしたいか分からない」という悩みを抱えているクライアントさん。

そのクライアントさんは、何度かセッションさせてもらっていて、いつも同じようなテーマでした。

たいてい、「やりたい自分」と「それを止める自分」をポジションチェンジしながらそれぞれの声を聴くのですが、今回は、

「いつもこのテーマですね」と伝えてみました。

(これは、私たちが普段から親交があって、すでに信頼関係が築けているので、このような伝え方をしました。)

すると、クライアントはハッとして、「そう言えばそうね!」と同じであることに最初は気付いていなかったんです。

その日は、とにかくネガティブな感情が強かったので、「今思っていることを、全部吐き出しちゃってください!」と伝え、「引き出す」より「吐き出す」ことをしてもらいました。

仕事で嫌な事、辞めたいけど経済的な心配があること、やりたいけど不安なこと・・・・・・

とにかくモヤモヤを出してもらいました。

こんな状態で、「何がしたいですか?」と聞かれても、急にポジティブな言葉は出てくることはあまりありません。

そこで私は、

「こんな未来は嫌だ、これだけは避けたい、と思うことは何ですか?」

と聞きました。

「何をしたくないのか」「嫌なことは何か」「欲しくないものは何か」という、”not want”を問いかけるんです。

Photo by Puwadon Sang-ngern on Pexels.com

「こうなりたくない」というマイナスな未来を描いてもらった後に、

「じゃあ、そうならないためには?」

と問うと、やりたいこと、今できることが見えてきます。

人の脳は、対比することで事象を浮べやすいという傾向があります。

このクライアントさんも、最後には、「じゃあ、これをしてみます!」という目標にたどり着くことができました。

それプラス、「○○さんなら、絶対できますよ!」の勇気づけの言葉で、さらにクライアントさんの行動意欲をかきたてるんです。

初対面の人なら難しいかもしれませんが、今回のようにすでに信頼関係が築けていて、「みどりちゃんに聴いてほしい!」と依頼された場合には、とても効果があります。

Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

セッションをすればするほど、本当に一人ひとり違っていて、フロー通りにいかないことの方が多いものです。

オーダーメイドにように、今の気持ち、状態、感情に合わせて、その人の未来が明るいものであることを心から願っています。

セッションを重ねていく中で、「これ、やりたい!」が見つかって、どんどん進んでいくクライアントさんを見ていると、本当に幸せで、こちらが元気になります。

誰かを想うことが、私の強みなので、是非一人でも多くの人にセッションを体験してもらいたいです(^^)

お気軽にお問合せください♪

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