これで看護師同士の人間関係がうまくいく!”出会いの一言”の一工夫!

すべての悩みは対人関係の悩みである。
『嫌われる勇気』より
これは、「嫌われる勇気」の中でも有名な、アドラーの教えです。
人間のその本質において、他者の存在を前提にしていて、他者から切り離されて生きることなど、原理的にあり得ない!というものです。
どんなに自分ひとりで悩んでいることであってもそこには必ず他者の影があるというんですね。
なんとなく分かりますか?
ここでは、100%アドラー心理学を理解しましょうというわけではなく、それほど対人関係は大きく影響するため、職場での人間関係を良くする方法を紹介していきたいと思います。
「嫌われる勇気」についての詳しいこと知りたい方は、是非書籍を読んでみてくださいね(^^♪
さて、さっそくですが、朝職場に出勤し、同僚がいたら、どんな一言を投げかけますか?
「あはよう!」とか、「お疲れ様」とかでしょうか。
自分が日勤で、夜勤者がいたら、「調子はどう?」とか、「顔色悪いね」という風にフィードバックすることもありますよね。
そして、それを「どんなスタンス」に立って相手に伝えていますか?
相手を気持ちよくしようとして?
相手を気遣って?
自分のことをアピールするため?
そもそもコミュニケーションをとるのにそこまで意識していませんよね。
コーチとクライアントの関係だとしたら、第一声にも相手への興味関心を全面に出しますが、ふだんの生活の中でも、何気ない一言で周囲の人間と十分な信頼関係を築いていきます。
「朝の一言が、信頼関係を築くための大切な一言だ!」と意識してコミュニケーションをとるとしたら、どんな言葉をかけそうですか?
少なくとも、気だるく「お疲れ様~」で終わることはなくなりそうですよね。
「髪型変えたの?」というような外見の変化も見逃せませんよ!
また、「夜勤大変だったんだね」と相手のことをねぎらったり、「昨日のドラマ最高だったね」と相手の好きなことをちゃんと覚えていて、声を掛けます。
毎日の「おはよう」「お疲れ様」は、何回も何回も同じように交わされますが、そこに”新しさ”をこめてみましょう!
コーチングにおいても、「さあ、これから信頼関係を築きますよ」というようにスタートするのではありません。
セッションが始まってから、職場の誰かと向かいあってから、関係を構築しようと思っても、遅すぎるということです。
いかに、”出会いがしらの一言”で人との関係がつくられるのか、日頃の一言で相手との関係性を築くことができることを意識して関わってみましょう!
◎相手の変化に気付く
◎相手の行動に注目している
◎相手の趣味を覚えている
というように、「ふだんの一言」の積み重ねが信頼を築いていくということなんですよ。
私も実際、職場の人に対して、ちょっとした変化や、体調の変化を見逃さないようにしていました。
この、観察力や直観力は、看護師にとっては得意分野!
患者さんに対してではなくても、病院以外の場所において、看護師としての経験は使っていきましょう。
たとえば、休憩時間が一緒になるスタッフが事前に分かっていたら、朝職場に向かう間に、その人のお子さんの年齢や、習い事、趣味などを思い返していました。
母親ならだれでも、自分の子どものことを話すのは楽しいですもんね!
自分の子どもと年が近いお母さん看護師に対しては、「わが子のおもしろエピソード」なんかも用意しておくとさらに盛り上がりますよね!
看護師長さんくらい年が離れていたら、お孫さんの話しで、「お孫さん大きくなりましたか?」「お写真見たいです!」と声をかけてみたり、
若い看護師さんなら、推しのアーティストの話しで、「昨日、テレビに出てたね!」「かっこいいよね!」と言ってみたり・・・。
大切なのは、
相手に興味・関心を持つこと!
もちろん、無理することなく、最初は意識するだけでOK。
そのうち自然と相手を意識しながら、スムーズにコミュニケーションを取ることができるようになりますよ(^^)/
いざ、信頼関係を築こう!!と意気込むより、「いつのまにか自然にできている」という無意識の領域まで到達できれば、対人関係の悩みは少なくなると思います。
それでなくても緊張感のある現場で、ストレスも多い中、仕事に集中するためにも、人間関係が良好なら、精神的に負担をかけずに仕事ができますよね。
どんな仕事をするか、より、誰と仕事をするか、によってやりがいや楽しさも大きく左右されます。
「あの人苦手だな~」と思う人がいるとしても、相手を変えることはできません。
苦手意識をまずは捨てて、自分の言動を変えてみてください!
そして、人間関係の悩みがある人は、ぜひコーチングを受けてみてくださいね。
相手の立場に立って、物事を考えることを促す「ポジションチェンジ」は私の得意分野です(^^)
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