看護師辞めたい!~辞める前に考えるべき4つのこと~

仕事辞めたい・・・・と思ったことはありますか?
人間関係にも疲れて、仕事に行きたくないけど、周りに相談したら、
「どこに行っても同じだよ」とか、
「また新しいことを覚えなおすには大変だよ」とか、
「ここまでやってきて辞めるなんてもったいないよ」と言われ、辞めるのを踏みとどまっていませんか?
辞めた方が良いとか、辞めない方は良いというわけではなく、「自分がベストな選択をしている」と思うことが大切。
私自身、3回転職しているので、その経験を書いていきたいと思います。
参考になれば嬉しいです!
【辞めたい理由は何か?】
ここで、まず考えたいことは、なぜ辞めたいのかということです。
仕事が忙しいから?人間関係が嫌になった?そもそも仕事が向いていない?
これは、看護師としてどれくらい経験があるのかということも関係していきます。
例えば、1年目で、仕事についていけなくて辞めたいのだとすれば、また同じような規模の病院だと、同じ悩みを抱えてしまう可能性はあります。
1年目で完璧にこなすことは無理なので、そこをなんとか乗り越えてもらいたいという想いもあります。
とはいえ無理をしてまで働く必要はないので、その場合は、介護施設やクリニックなど、事前に業務内容を確認して方が良いでしょう。
ただ、辞めたい理由が人間関係の場合、異動したら改善されることが考えられます。だけど、どこに行っても合わない人はいるので、そのように割り切るか、部署の異動も検討してもいいかもしれません。
人は変えることができないので、「課題の分離」をして、自分から変わってみるというのも1つの方法です。
また、夜勤等の勤務体制によって、自分の体調や家族に影響がある場合も、まずは師長に相談してみましょう。
実は知らなかった時短勤務や、療育休暇等の制度があるかもしれません。
【優先順位は何か?】
いざ、辞めたくて転職しようと思っても、次はできるだけ長く続けたいと思いますよね。そんなとき考えておきたいのが、優先順位です。
福利厚生なのか、スキルアップなのか、勤務形態なのか、、、。
子どもがいた場合、保育園や夜間託児所、保育園の補助金など様々です。そこを事前に確認しておく必要があります。
もし、スキルアップなら、認定看護師や専門看護師になるための補助はあるか、自分が学びたいことが学べるかを、病院のホームページなどで確認しておきましょう。
勤務形態も、日勤常勤なのか、2交替なのか、3交替なのか、非常勤がいいのか、勤務時間も病院によって異なるので、朝早いことで子どもの見送りができないなどの問題も出てきます。
通勤まで何分かかり、何時に家を出る必要があるのかも逆算して計算しておきましょう。
何を優先させるのか、転職する際はとても重要です。
今の自分に置かれている状況を、もう一度考えるといいかもしれません。
【転職サイトを使うか否か?】
実際転職しよう!と考えたとき、どのように病院を探しますか?
このとき、方法は3つあります。
①転職サイトを使う
②ハローワークに登録する
③病院に直接問い合わせする
です。
①転職サイトを使う
皆さんも1度は利用したことがあるのではないでしょうか?登録せずに求人情報を閲覧することのできるサイトもありますが、ほとんどの場合、名前や連絡先を登録し、後から担当者が電話してくるパターン。
これ、本当に探しているときはいいのですが、とりあえず登録したという場合でも、何度も電話をかけてくるサイトもあります。
もし、サイト内の求人に募集する場合、担当者が面接についてくることもあります。一人で心細い人は、求人サイトに登録して、担当者に相談したらよいかもしれません。
しかし・・・このように求人サイトから応募し、採用となった場合、病院側がサイトに報酬を支払うという仕組み。つまり、転職サイトを通しての採用は、相手側にとっては費用が発生することをお忘れなく。
②ハローワークに登録する
ハローワークに登録すると、条件に合った求人をパソコンを使って自由に閲覧することもできるし、窓口で相談することもできます。
ここで応募する場合は、ハローワークを通して応募用紙を送ります。
求人サイトに載っていない求人もあるし、スマホでも探すことができるので、登録して損はないと思います。
③直接病院に問い合わせる
もし、気になる病院や施設があれば、そこの施設のホームページを見れば、病院の理念や、看護部の紹介のページがあります。
求人についても募集要項が載っていることがほとんどです。
教育課程や、研修会の充実について確認したり、事前に見学したい場合は直接連絡した方が早いです。
「地域名 病院」でGoogle検索するだけでも、病院のホームページから求人情報を得ることができます。
【理想の働き方は?】
どうせ辞めるのなら、できるだけ理想の働き方に近い方がいいですよね。
「看護師だから」という枠を超えて、「どんな風に過ごしたいのか」を考えてみてください。
「ねばならない」や「べき」を一旦離してみて、「最高の働き方」を描いてみましょう。
それがすぐに叶わないとしても、それを叶えるために今何が必要なのかが見えてきます。
ここを一人で考えていても、なかなか考えられないところです。
じっくり自分自身と向き合って、「本当はどうしたいか」を問い続けてみてください。
いかがでしょうか?
ここで私の転職歴を紹介しますね。
◎1回目
私の1回目の転職は、看護師2年目の夏、夫の転勤のためでした。そのときの転職先を選んだ理由は、子どもが小さかったので、第一優先は、保育園、夜間託児所が完備されていることでした。
あと、当時車の免許がなかったので、アパートから自転車で通える距離を考え、自分で病院を調べ、直接問い合わせました。
看護師経験が少なかったので、それまで経験した泌尿器科を希望し、希望通り泌尿器科に就職できたので、業務的に覚えることはそれほどなかったし、中途採用でもプリセプターがついてくれたので、困ることはほとんどなかったなぁ。
あと、2交替と3交替を選べる勤務体制だったので、最初の慣れないうちは3交替で入れてもらい、慣れてくると2交替で、院内の夜間託児所もあったのでとても助かりました!
◎2回目
第二子妊娠をきっかけに、夫の実家で同居するために退職しました。2人目が1歳になるタイミングで探した病院の1番の条件は、「日勤常勤」であることでした。
これがなかなか無いんですよね。
2人の幼い子どもがいて、預けることも考えていなかったので、このときの第一優先は子どものこと。
転職サイトから、「日勤常勤」でヒットする病院を探しました。あとは、まだ看護師経験も浅いことと、子育てしながら働くことで、最先端の急性期病院で働くことは考えていませんでした。
そこで選んだのは、100床弱の個人病院。一般内科と療養病棟のある、年配のスタッフの多いアットホームな環境でした。
ここでは、保育園の併設はないものの、通っている保育園代の6割を補助してくれる福利厚生が魅力的でした。
病棟も急性期と打って変わって、のんびりとしていて、研修等もなく、課題に追われることもなかったので、子育て中心の生活を送ることができました。
◎3回目
2回目の病院では5年間勤めたのですが、下の子も小学生に上がり、自分の時間を少しずつ確保できるようになったとき、ふと、「このまま看護師人生終わってしまってもいいのかな?」という想いが湧いてきて、ちょうどコーチングも学び始めたところで、
「自分のやりたいことをやろう」と決意し、転職することにしました。
このとき、病院の方針に納得いかないことがあり、次が決まる前に退職したんです。
介護の仕事に興味があったので、介護施設か、訪問看護かな~となんとなく思っていたけど、「なんとかなるだろう」と思っていたら・・・・。
意外と条件に合うところがなく、焦る日々。。転職サイトに登録し、担当者に勧められた施設に見学に行ったり、面接を受けたりしました。担当者が見学についてきたこともありましたが、なかなか希望のところが見つからず。
その中で、転職サイトを通して老健に見学に行ったとき、「転職サイトを通してだと、報酬が発生するから、ハローワークに行ったらどう?」と言われたので、その足でハローワークに行きました。
そこで、3か所目の高齢者支援課のような行政の仕事があり、給料は下がるものの、中途採用で公務員として働けることは、勤務時間や年間休日を考えても魅力的でした。
ハローワークを通して応募し、無事面接に合格に、退職から2か月後に再就職しました。
ここでは思ったより事務仕事が多く、看護師のスキルを活かす場面が少なかったことはありましたが、急な子どもの病気でも、あまり周りに迷惑をかけることはなかったし、命の現場ではなく、そういったストレスからは解放されていました。
介護の仕事をしたかった私にとって、介護保険に関わる仕事ができたことはとても学びになり、職場の人も良い人ばかりで、気持ち良く働くことができました。
ただ、1つ問題だったのは、公務員ということで、副業ができないということ。
このころから本格的にコーチングを学び直し、日本看護コーチ協会の認定コーチになったので、独立をするため、退職し、現在に至ります。
転職歴を振り返ってみて、そのときのライフステージによって、条件が異なることが分かりますよね。
何を優先させるのか、どんな働き方が理想なのかを問い続けた結果、今のような働き方にたどり着きました。
オンラインで好きな時間にセッションができて、介護の仕事も非常勤で続け、昼頃出勤する夫の食事の支度をして見送り、小学生の子どもの帰りを家で待つという、理想に近い生活が実現しようとしています。
「看護師だから」といって、決まった働き方はありません。
もし、「辞めたい」と思ったら、「どんな働き方がしたいか」をまずは考えることから始めてみませんか?
「辞めたい」と思ったら、一度コーチングを受けてみてください(^^)
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