「看護とは何か?」のそれぞれの価値観。

4月以降は自由な時間が増えたこともあり、朝からセッションさせていただくこともあります。
つい先日も、朝からセッションし、「看護とは何か?」を熱く語っていただきました!
コーチングと一言で言っても、「何か悩みを解決したい」という目的だけではありません。
今の現状を知るためだったり、過去を振り返って解決策を探すためであったり、最高の未来を描く目的であったり、さまざまです。
体験セッションをお申込みいただく方は、特に悩みはないけど、コーチングを体験したいという方も多いです。
今回のクライアントさんも、特に悩みがあるわけではなく、「看護師の仕事」について話してくださいました。
慢性疾患で入退院を繰り返す患者さんを見たとき、「なぜ繰り返すのか」と疑問の思ったクライアントさんは、その答えを求めて、学びを深め、慢性疾患の専門看護師になられました。
慢性疾患の専門看護師として活動する中から、フットケアの大切さを感じ、現在はフットケアコンサルタントとして活躍されています。
そんな向上心も好奇心も旺盛なクライアントさんに、「あなたにとって看護とは?」と尋ねたところ、
「人生に関わらせてもらいこと、かな?うーんうまく言えない!」とお答えいただき、その日のセッションは終わりました。
しかし、翌日、メッセージで、こう送ってくださったのです。
クライアントさんの許可を得て、共有させていただきます。
「考えましたよ〜、笑。
あくまでも私にとってなんですが。
お米のようなものです。
日本人には米ってまだまだメインなくては困る炭水化物。これだけでも食べられるけど、これだけでは栄養もしっかり取れず、食べてて楽しくないし満足しない。
でも、おかずと共にとか、誰とどんな空間で食べるかとかで如何様にも食べる人を満足させられる。
看護も似ているように思います。
看護だけ整えても、使ってもらえる場というのかな活かしてもらえる場がなければ意味がない。そして、看護師だけいても医療やケアをしっかりとお届けできない。さらには、環境要因がそれぞれの持ち味を出せたり出せながったり、チームとしての成果(患者満足度)も違う。
他職種間を調整することや患者さん(食べる人)がいて初めて意味をなす。
そんなところで私にとって
看護とは、お米です。」
とのこと。
今までいろんなシーンで「看護とは?」に触れてきたと思いますが、「お米」と表現された方はもちろん初めて!
クライアントさんらしさが溢れていて、心が温まりました。
セッションを重ねれば重ねるほど、誰しも同じ道を通ってきた人はいないし、一人ひとりが全く違う経験をし、そこからいろんなことを感じ、「看護」と向き合っていることに改めて感動します。
このように、「看護とは何か?」を語る機会がどれくらいあるでしょうか?
インタビュー形式でセッションしていると、「高橋さんにとって、看護とは?」と聞かれることがあります。
相手の熱い看護への想いを聴いた後、私が語る看護観が、今までと違うことに驚きました。
相手の熱量で、私の熱量まで上がり、想像を超える発想が生まれてくるのです。
そんな熱量、私にはない・・・と思っている人こそ、セッションを受けてほしいです。
「ない」のではなく、「気付いてないだけ」ですから。
誰もが例外なく、素晴らしいものを持っていることは確信しています。
それを引き出すお手伝いをさせてください。
お申込みお待ちしております(^^)/