あなたにとって、看護とは・・・?~根っこにある本当の自分~

silhouette photo of man leaning on heart leaf shape tree during dawn

私が新人看護師の頃、「辞めたい」が口癖でした。

看護学校附属の病院で、実習でほぼ全病棟周っていて、病院の事はよく知っていましたが、その分、「あの先輩は怖い・・・」というような、実習のときの強烈かつマイナスな印象があり、

愉しみより不安の方が大きかったことを、10年以上たった今でも覚えています。

ただ、「辞めたい辞めたい」と言いながら、なぜ今でも「看護師」なのだろうか・・・と、改めて考えてみました。

Photo by Rachel Claire on Pexels.com

先日セッションしたクライアントさんも、

「看護師の仕事は辞めて、やりたいことをやりたい」と話していて、

話しを進めていくと、やりたいことがすべて「看護師に通ずるもの」ということに気付かれました。

最初は、「お金のため」と話していたのですが、

「では、お金も家庭のことも何の制限もなかったら何がしたいですか?」という問いに対して、

「看護師の仕事がしたい」と答えたのです。

そして彼女はこう続けました。

「看護師=わたしという気がします」と。

私は、セッション前に彼女と、それを話す彼女の言葉の重みの違いにとても感動しました。

いろんな事情で一度は退職したけれど、「自分は看護師である」という考えが、根っこにはあったようです。

この、「根っこ」に気付くのが、大変で、みんなうわべに出ていることに目を向けがちです。

目の前の追われている業務、家庭の事情、経済的な理由について問題視するあまり、「本当はどうしたい?」という「根っこ」の部分が見えなくなってしまうのです。

Photo by Jonathan Borba on Pexels.com

そんな私も、根っこどころか、自分がどの位置にいるのかも分かっていませんでした。

根っこの存在にすら気付いてなかったんですよね。

今、当時のことを振り返ると、「辞めたい」とは思っていたけど、少しずつ業務にも慣れて、患者さんとの信頼関係を築けたこともこともありました。

どうしても嫌なことの印象が残っていることが多いのですが、「とは言え」できていたこと、達成したこと、嬉しかったことって、絶対ありますよね。

それは一人で悶々としているとき、なかなか思い出すことはできません。

そんなときに、私たちのようなコーチがクライアントのリソースを引き出していきます。

Photo by eberhard grossgasteiger on Pexels.com

私にとって、「看護師」とは、「生活の一部」です。

看護師を志し、今に至るまでの経験はすべてが財産で、すべて活かされているということは、生活をする上で役立たれています。

病院で働いていなくても、私は看護師です。

クライアントとセッションするたびに、私の方が成長させてもらっています。

日々成長を感じつつ、今後も「人生愉しく」をモットーに頑張ります(^^)/

体験セッションでお会いできるのを楽しみにしております!

関連記事