不完全な自分を受け入れる。

「あなたはどんな看護師になりたいですか?」
この問いは、私自身まだ答えが見つからずにいます。
最近は、別に答えが見つからなくてもいいと思うし、年齢や環境で変化していくものだと思っています。
つい数年前までは、
「看護観を持つべきだ!」という持論を熱く語っていました。
看護師たるもの、看護観を持って働くべき!
看護師たるもの、失敗はしないのが当たり前!
看護師たるもの、いつも笑顔であるべき!
と、命の現場にいりものとして、完璧で当たり前だし、失敗など許されないと思っていました。
そんなときに出会ったのが、アドラー心理学の”不完全である勇気”です。
不完全である勇気は、完全であろうとするのではなく、不完全なありのままの自分を受け入れること、としています。
それを聞いた時、最初、「あ、看護師の私には関係のないことだ・・・」と思い、すんなり受け入れられませんでした。
それでも、いくつかの書籍を読んだり、学んでいくうちに、「看護師である自分」から、「わたし」という個人で俯瞰してみるようになり、
「仕事で不完全がいいと言っているのではない」ということをようやく理解しました。
看護師である前に、普通の人間です。
完璧を求めていると、できない自分とのギャップに苦しくなり、負の連鎖に陥ります。
そのギャップ=劣等感は、今ある現在の自分の理想と自分のギャップから生まれるんです。
すぐに理想の自分になれなくても、大丈夫なんですよ。
笑えないときがあっても、そんな自分を否定しないで、
そんな自分にもOKを出す、不完全な自分も受け入れる、ということが大切なんです。
看護師さんとセッションをしていると、完璧を求める人と同じくらい、責任感が強い人が多いです。
「みんな頑張っているから・・・」
「私がやらないとダメだから・・・」と、自分を犠牲にしてでも、身を粉にして働いています。
そして、人に頼ることが苦手な人が多いです。
私もそうでしたから。なんでも自分でできるし、一人で生きていけるし、頼ることは、「できない自分」をさらしているような気がして、周りに見せることが嫌でした。
でも、人は一人では生きていけないんです。
人に任せられない、ということを言い換えれば、相手を無力だと思っているということになりますよね。
相手の能力を信じられたら、安心して人を頼り、任せられます。
相手を信じる、自分を信じるというアドラー心理学の”共同体感覚”は、私のコーチングのベースになっています。
できないときは、「できない」と、
苦しいときは、「苦しい」と、言っていいんですよ。
それを誰にも言えなくて苦しいなら、私のところに来てくださいね。
公式LINEの登録で、チャットから体験セッションを申し込むこともできます。
コーチという存在が、あなたにとって「自信」に繋がることが私の願いです。
「自分に価値があると思える時に勇気を持てる」
「他者への貢献感があるときに自分に価値があると思える」
アドラー心理学を信じても、信じなくても、自分に合った幸せになれる方法がみつかればいいですよね!
セッションでは、「嫌われる勇気」を無理強いしたりしません。
ただ、そのような信念を持って、心の底からクライアントの可能性を信じています。
一人でも多くの方に、体験セッションを受けていただきたいです。
気軽にお問合せくださいね(^^)