「伝える」を意識する。

3月も半ばを過ぎ、人事異動でざわつく時期がやってまいりました。
3年目以降になると、いつ異動させられるかヒヤヒヤしますよね。
師長さんや主任さんが変わると、病棟の雰囲気もガラッと変わりますもんね。
新人だった一年目の看護師さんも、二年目に突入して、後輩が入ってくるとなると、プレッシャーを感じる人もいるんじゃないでしょうか?
「自信がない」
「新人と比べられたら….」
と思うと、不安ですよね。
2年目になるとは言え、まだまだ不慣れだし、自信がなくて当たり前です。
私は2年目に突入しても怒られることはあったし、分からないこともたくさんありました。
何年やれば〝ベテラン〟と呼べるのかは分かりませんが、
いくら教科書で勉強したからと言って、やはり経験を積まなくては、技術は上達しません。
なので、たった一年の経験で、自信がないのは仕方ありません。
それなのにね、周りは〝新人じゃないんだから〟みたいな見方をしてくるものです。
私はそんなことを言う上の人たちの対応を見直していただきたい。
例えば、後輩に業務を依頼したのに、やっていなかったとき、
「言った」「聞いてない」と言うような水掛け論になったことはありませんか?
きちんと伝えたのに、伝わっていない。新人看護師だって、1年も経てば「これくらい任せられるだろう」と判断して頼んだのに、それが伝わっていないともなれば、
仕事も滞るし、信頼関係も薄れてしまいます。
それでは、なぜ、このようなことが起こってしまうのか、原因は2つあります。
1つは”聞く力の過信”、2つ目は”解釈の違い”です。
“聞く力の過信”とは、相手の聞く力をこちらが期待しすぎているということです。
基本的に、聞き手は自分の聞きたいように聞き、都合の良いように解釈するものです。
話し手側の話した”つもり”は残念ながら”つもり”でしかありません。
コミュニケーションにおいて大切なのは「聞き手がどう解釈するか」です。
まだまだ1年目や2年目では、なかなか指示がその通りにできないことがよくあります。
伝える側が、相手に伝わるように意識しながら、その理解を確認しながら言葉をかけることで、そのようなすれ違いは減らせますよね。
看護師はどうしてもチームで動くので、一人ひとりの心がけや思いやりで、職場の雰囲気が良くなります。
これから就職する人も、2年目になる人も、10年以上のベテランさんも、
みんながコミュニケーションについて学べば、活気のある職場になるのではないかと感じています。
そのため、このコーチングでの学びをもっと深め、広めていきたです。
個別の体験セッションは随時お受けしております。
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