セッションテーマ:「仕事辞めたい」

photo of road during daytime

「仕事を辞めたいんです」

ということをセッションのテーマにされる方が結構いらっしゃいます。

夢を描くセッション!ともなれば、

「夢を叶えるために、進みましょう!」

みたいにどんどんなりたい自分をイメージして、環境の変化を楽しんだりもしますが、

多くの場合は、

「辞めたいけど、すぐには辞められないし、

次にやりたいことも特にないので、続けるしかないんですけど….」

と言うことが多いんです。

たしかに、私もずっとそう思っていたので、そう思うことは当たり前ですよね。

やりたいこともないのに、仕事も行きたくないという虚無感が、胸の中でモヤモヤしているんです。

Photo by burak kostak on Pexels.com

先日のセッションしたクライアントさんも、「仕事辞めたーい!!」というところから話しが始まりました。

長年、主任ケアマネとして活躍されていた方で、

このコロナの状況で、訪問にも行かなくていいし、行かなくていいなら無理に行く必要もないし、

色んな当たり前だったことが当たり前ではなくなって、

そこにぽっかり心に穴が空いてしまっている様子でした。

私はそのクライアントさんのことを前から知っているので、もちろん今までどれだけ頑張って来られたかはよく知っています。

普通のおしゃべりなら、

「そんなことないよ〜。〇〇さんはよく頑張ってるよ〜」

なんて励ましの言葉をかけるかもしれませんが、「コーチングをする」という時間においては、

「フラットな気持ちで聴く」ということが基本なので、

そこの言葉が意味することを、思い込まずに聴く必要があります。

セッションの中で「少しでも光を見つけたい」ということでした。

「仕事を辞めたいけど、進みたい道も分からない」というテーマについて、これまでにも何度となくセッションを受けてきた、

ということだったので、

最初は私のセッションではどのように話しを進めたらいいのか?ということに少し迷いはありましたが、

「全ての答えはクライアントの中にある」ので、とにかくクライアントさんが話したいことを話してもらおうと思いました。

Photo by Laura James on Pexels.com

場合によっては、ポジションチェンジと言って、

「仕事を辞めたい自分」と「辞めたくない自分」のように、自分の中にある2つの感情を俯瞰して見るために、

椅子などを使ってそこに座ってもらい、

2人いる自分の声をそれぞれに聞き、

その椅子を移動したりしてもらったりすることもあります。

他にはタイムラインと言って、

「やりたいことをやったときの未来を描く」という「未来+」と状態や、「過去の体験」から「過去+」や「過去−」について話してもらい、

その中から本当はどうしたいか、を探すこともあります。

それらも、状況によってはすごく機能しますが、

私が見たクライアントさんの状態では、それが必要だとは思いませんでした。

なぜなら、これまでのセッションで散々向き合ってきているし、

クライアントさんは、自分で気付くことも、それを解決することも、何でも自分でできる力があるから、何の問題もないと、

100%信じていたので、無理にポジションチェンジや、タイムラインなどのコーチングの方法は必要ないんじゃないか、

と感じたからです。

Photo by Designecologist on Pexels.com

私は、セッションの中では、自分の呼吸に集中していて、

クライアントさんから「感じること」をものすごく大切にしています。

それが、全てと言っていいくらいです。

コーチは、クライアントの問題を解決する存在ではありません。

クライアント自身が、必ず気付き、必ず光を見つけ、必ず乗り越えるということを、

「信じる」

という、とてもシンプルなことです。

だから、基本のコーチングフローは頭に浮かべつつも、その通りにいかないことがほとんどです。

今回も、話しを進めていく中で、クライアントの目の前に広がる世界を、よりリアルに想像してもらえるように、

「何が見えるのか?」

ということに焦点をあて、話しを進めていきました。

クライアントさんに、「何が見えますか?」と問うと、

「森が見える」とおっしゃったので、

どんな森なのか?

何が見えるのか?

何が聞こえるのか?

どんな匂いがするのか?

五感で感じるように、森についてどんどんイメージを膨らませていきました。

少しずつクライアントさんの声も楽しそうになって、

私もその森に一緒にいるような感覚で、なんだかとても嬉しくて、

「ほらね、やっぱり大丈夫だったでしょ?」

と思って、心が温まる感じがしました。

Photo by Vanessa Garcia on Pexels.com

そのクライアントさんから、こんな感想をいただきました。

「みどりちゃん、ありがとう(^^)

みどりちゃんが一緒に荷物をバックに入れて、森に入ってくれて、嬉しかったです。

まだ道は決まらないけど、今は迷ってていいんだと思えました♡みどりちゃんの寄り添い感が素晴らしかったです。

みどりちゃんに心から聴いてもらった安心感は、次の日も残っていて、ほっこりした気持ちになっています♡

これからリュックに入れる物を探しに、ワクワクしながら、いろいろなところに顔を出そうと思いっています。

みどりちゃんのコーチングセッションを沢山の人に受けてもらって、幸せになってほしいです。」

※この投稿はクライアントの許可のもと投稿しています。

クライアントさん、こちらこそありがとうございます。

コーチングは、コーチ自身が元気や勇気をもらえるので、やればやるほど前に進める気がします。

1人でも多くの人に、コーチングをして、幸せになってもらえるように頑張ります!

体験セッションは無料ですので、お気軽にお申し込みくださいね(^^)

関連記事

看護師コーチング BEAUTIFUL DREAMERをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む