自分の強みが分からない人へ。

「私、何の取り柄もないんです…」
画面の向こうに、見た目がとてもキュートで、その見た目だけで人生だいぶ得してるでしょ?!と言いたくなるような1人の女性のクライアントが、
虫の泣くような声で言いました。
私が
「あなたの強みは何ですか?」
と聞いても、
「強みは何もありません」と。
続けて、
「看護師だけど、大きい病院ではないし、知識が豊富でもなければ、経験も少ない。
同じ学校の同級生に比べたら、全然。
周りのみんなはすごく色んなことに取り組んでいるし、
先輩も認定看護師が多くて、みんな志が高いので、私なんか…」
と、言いました。
私からしたら、20代というその若さと美貌があれば、それだけで強みなのでは?と思うけれど、
本人は全くそうは思っていません。
強みがないのではなく、自分の強みが何なのか
分かっていないだけなんです。
「看護師」というだけで、私はそれこそ強みだと思いますが、
私自身も「看護師である」ことをなかなか強みとは思えずに過ごしてきました。
自然と周りが看護師ばかりなので、「看護師」は何も珍しくなく、「普通」のことでした。
だけど、一歩外に出て、
「私は看護師です」
というと、
「すごいですね!」
と驚かれます。
だけど、私は「いえいえ、私なんか別に、そんなにすごくないですから、、、」
と自分を否定していました。
だけど、自分が選んだ職業を否定するなんて、悲しいことですよね。
私が、「看護師である自分」を強みに感じられたのは、
「自分のことを俯瞰して見ることができた」からです。
自己啓発本なんかに、「自分と向き合う」なんてよく書かれていますが、まさに、自分と向き合うために、自分のことを色んな視点から見るんです。
そんなこと言われたって、それをするのが難しいんですよね。
方法として、
まずは、紙とペンを用意してください!
紙に、
「今まで、やってきたこと」
「できたこと」
「成し遂げたこと」
「頑張ったこと」
をたくさん書き出します!!
これは、手書きであることがポイントで、
考え込まずに、思いついたまま書くのがコツです。
どんどん、思いつくままに書いたその文字を見た時、
何を感じますか?
自分を否定していたことが、目の前の自分がやってきたことを見た時、
「私はこんなことをしてきたのか….」
と気付き、
「同じ道を歩んできた人は1人もいない」
ということを知るんです。
私もこうやって、
立ち止まり、
後ろを振り返りました。
自分が生まれてから、ここに来るまでに、たくさんの出会い、別れ、喜び、悲しみ、苦しみ、痛み、あらゆることを経験し、今があります。
今、最愛の夫がいて、子どもたちがいて、健康に働けて、そのことがいかに幸せか。
小さいことでケンカして、背を向けて寝てしまうこともあるし、
子どもに怒鳴ることもあるし、
仕事でイライラすることもある。
だけど、〝今〟があるのは、
これまで同じ日のない毎日を、一生懸命生きてきた結果です。
あなたが経験した全てのことが、あなたの財産だし、あなたと強みです。
そう思えるか、思えないかが良し悪しではなくて、
そう思えた方が幸せを感じられるなら、そう思った方がいいですよね。
その「気付き」を得るためのお手伝いをするのが、コーチという存在です。
一人で気付くことももちろんできますが、誰かに聞いてもらいながら、効果的な質問を繰り返すことで、より深い「気付き」が生まれるんです。
コーチングがどんなものか分からない人も、強みがないと思う人も、是非体験セッションを受けてみてくださいね(^^)/