看護師あるある?健康相談されることが多い?!

person holding medicines

「看護師」と言っただけで、健康相談をされることってありませんか?

例えば1番多いのは、家族。

私は18歳で家を出て、看護学校に入学したんですが、離れて暮らす母から、

「ちょっと血圧が….」とか、

「お父さんの痛風が….」とか、

看護師だから何でも分かると思って聞いてくるわけですよ。

基本的なことはわかっていても、実際見てないし、下手なこと言ってもいけないと思って、

「近くのお医者さんに相談したら?」

と言うんですけどね。

でも、やっぱり〝看護師の視点〟という面では、一般の人よりは、的確にアドバイスできるのかな〜なんて思って、

知り合いから相談されると、色々調べながら話しを聞くこともありました。

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看護師コーチになってから、「コーチングを受けたい」とセッションの申し込みがあって、看護師ではない人とセッションしたとき、

「何か話したいテーマはありますか?」

と聞くと、

「最近、首が痛くて…」

と話しはじめました。

コーチングをご存知で無い方には、事前にコーチングについて説明してから始めるんですが、

そのお相手は、コーチの方だったんですよ。

別に、わざと意地悪でそんなテーマにしたというわけではなく、

〝首の痛み〟について、淡々と語りはじめたんです。

「なんか手が痺れると思って、整骨院に行ったら、首が原因って言われたんだよ。

まさか、手の痺れが、首からきてるなんて思わなくてさ・・・」

と、痛くなった経緯を説明しました。

セッションのテーマを決めた後は、基本のフローとして、〝目標設定〟をします。

だけど、そもそもテーマが〝首の痛み〟でコーチングできるのか?

という疑問を持ちながらしばらく話しを聞いていました。

その後どうしたかと言うと、

「テーマの設定について時間をかける」

ことにしました。

ここで、流してしまうと、クライアントが

〝本当に話したいこと〟を見つける事ができなくなってしまいます。

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このクライアントの場合、「首の痛み」から、どんなことを感じたのか、どんなことを想ったのか、そのときのことを聞き取ることにしました。

そして、

「なぜ、それをテーマにしようと思ったのか?」

「この時間をどんな風に使いたいのか?」

丁寧に聞き取っていきます。

コーチとしては、多くは話さず、私が言うのは、

「それについてもう少し詳しく教えてください」

「他には?」

「○○っていうのは?」

とクライアントが話す言葉から、少しずつチャンクダウンしていきます。

そうすることで、クライアントが、「首の痛み」から、何を感じて、何を思ったのかが見えてきます。

どんどん話しを進めていくと、

「健康であることの大切さ」

「家族のためにもっと仕事を頑張りたい」

というような、大切な価値観を口にするんです。


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コーチングの大原則は、

「思い込みをで話しを進めない」っていうこと。

コーチングを受けている、コーチとクライエントの時間は、どのように使っても結構です。

だけど、わざわざ時間を作り、コーチングを受けようと思ってこの時間に繋がっているということには、必ず何かしらの「想い」があるはずです。

クライアントの言葉をそのまま信じるだけでなく、もっと深いところにアプローチできるのが、「コーチング」です。

看護師として健康相談に乗ることも可能ですが、

「看護師コーチ」として、話しを聴くときは、「それを今私に伝える意味」について一緒に考えるようにしています。

コーチングを受けたいと言っていても、いざセッションの時間になると、「話したいことはない」と言われることも多々あります。

だけど、じゃあ、申し込んだとき、どんな思いだったのか、今をどのような時間にしたのか聴いていくと、

必ず宝物があります。

フロー通りに行かないことの方が多いけど、

一人ひとりのクライアントさんに合ったセッションを、100人いたら100通りのセッションをします。

是非あなたに合った関わりを、体験セッションで体験してみてくださいね(^^)/

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