やりたくないことを頼まれたとき・・・

看護師3年目にもなると、看護師業務で頼まれることが増えてきますよね。
委員会や、勉強会開催、プリセプターに看護研究、、
職場にもよると思いますが、私が新卒で就職した病院では、
1年目のど新人の私が、看護研究のメンバーに入れられたんです。
〝看護研究〟なんて何をするのかもよく分からない状態で、メンバーに入れられ、仕事が終わった後と打ち合わせをしたりしていました。
パソコンも得意では無かった私にとって、パワーポイントや、Excelも一から覚えなければならなくて、とても大変でした。
今思えば、「良い経験」と思うことができますが、当時は、本当に嫌でした。
もう、仕事でヘトヘトに疲れて、一刻も早く帰りたくて、先輩がパソコンに向かってるにも関わらず、先に帰ろうとしたら、
「私が新人の時は、パソコンの使い方分からなくても、自分で調べて遅くまでやっていたけどね」
とチクリと言われました。
それでも帰った私は、生意気な新人だったでしょうね。
その時の私は、
「なんで、何も分からない私に頼むの?」
「仕事で覚えることもたくさんあるのに、面倒なことを押し付けられた」
と思っていました。
でも、きっと、頼まれたということは、半年間の私の頑張りを見て、信頼が大きくなっていたんだと思います。(きっとね)
3年目、5年目と、経験が増えるにつれて、頼まれることはとても増えました。
看護師3年目では、感染委員会で、勉強会を開いたり、
看護師6年目で働いていた病院で、初めて新卒の新人を受け入れるというとき、マニュアルを作成したり、
あらゆる場面で責任のある仕事を任されてきました。
実業家の中村文昭さんの名言で、
「頼まれごとは試されごと」
という言葉があります。
頼まれごとが増えていくということは、それだけ私の将来を期待してくれている証拠と考えると、
頼まれごとを断ることは、もったいないですよね。
頼まれたことに、全力で取り組むことで、自分の可能性の幅が広がります。
そして、さらに信頼が大きくなるポイントは、
「常に期待以上を目指す」ということです。
どんな結果を出せたか、というところで、期待以上の結果なら評価は上がるし、期待通りなら現状維持で、期待以下なら当然評価は下がりますよね。
頼んだ相手は、無意識に評価しているかもしれません。
そして、もうひとつは、頼まれたときのリアクションです。
私が新人で看護研究を頼まれたときは、相当苦痛表情だったと思います。
何か頼まれたとき、私のように嫌そうな顔で返事をするのか、「やらせてください!」と目をキラキラさせて返事をするのか、
相手への印象は雲泥の差ですよね。
「また頼みたい」と思いかどうか、です。
それでなくても業務が忙しくて、他のことを頼まれることで、負担が多くなるかもしれません。
もちろん、自分にできないことなら、きっぱり断ることも大切です。
でも、経験を積んでいく中で、「試される立場」でいる限り、その分チャンスがあるということです。
「頼まれたことにチャレンジする!」と決めたなら、どんどんあなたの可能性が広がっていきます。
そのためにも、「自分はどこに向かっていきたいのか」を明確にしておくことが大切。
どこに向かうか迷っている人がいたら、是非コーチングを受けてみてくださいね(^^)/