「寄り添う」ってなんだろう・・・?

看護師も経験年数が長くなっていくと、「これだけは譲れない!」というこだわり、ありませんか?
「看護観」が少しずつ見えてくる時期がある気がします。
私も病棟経験が5年くらい経ったとき、私が大切にしていたことは、
とにかく、「寄り添う」ということです。
「寄り添う」って、
「共感して支える」「共感して支える」こと。
また、「相手の気持ちを自分のもののように感じること」という意味で使います。
毎日何人も入退院をしてきて、手術をして、その中に受け持ち患者さんがいて、看護師としては同じことの繰り返しですが、
患者さんにとっては、一大イベント。
しかも、「病気」という不安、恐怖、痛み等、心身ともに弱っています。
そんなとき、1番側にいられるのは、看護師です。
入院という一部を切り取って考えるのではなく、長い人生の中のほんの一部であり、その人の人生の一部に関われることを嬉しく思います。
看護学生の頃は、1人の患者さんに対して、社会的、心理的、身体的の3方面から関わる、なんて学んだはずなのに、
いつのまにか、業務に追われて、患者さん本人ではなく、患者さんの病気しか見られないということもありました。
どんな想いであっても、やることは同じ。
だけど、相手の受け取り方は全然違います。
私自身、帝王切開で入院して、患者側の経験をしたとき、
ちゃんと産まれるのか不安で不安で押しつぶされそうなとき、
看護師さんに話しを聞いてもらって、とても心が満たされた経験があります。
「相手の気持ちに寄り添う」ことは、「相手の立場に立って考えてみる」ということ。
「寄り添う看護」というのは、私の中のテーマでもあります。
それは、寝たきりでオムツを使用して、ADLが全介助だとしても、同じです。
療養病棟に勤めていたとき、オムツ交換の時間、ゴミ袋を下げたカートをカラカラ押して、
何十人もオムツ交換、体位変換してまわる。
1人目で、シーツまで汚染されていたときの、やりきれない感じ、、、。
もちろん、少し気持ちが折れそうになります。
だけど、「一人ひとりに寄り添う」ことを意識するようになってから、相手の気持ちを考えることで、どんなことでも前向きに捉えられるようになってきました。
看護師業務に関わらず、
「寄り添う」場面はたくさんあります。
子どもに寄り添う。
家族に寄り添う。
私も、いつ何時も寄り添いたい!と思ってはいるものの、
なかなか寄り添えず、感情的になってしまうことがあります。
そんなとき、大切なのは、
「自分に寄り添う」
ということです。
誰かに寄り添いたいと思うなら、
まずは自分の気持ちに寄り添うことが大切。
自分が体調不良だと、誰かを看護することはできませんよね。
まずは、自分の気持ちを聞いて、自分がどうしたいのか、
どんな風になりたいのか、
どうありたいのか、
寄り添ってみませんか?
相手のことなら考えられるのに、自分のこたになると後回しになってしまうこと、ありますよね。
仕事以外にも、色んな役割があって、バタバタと過ぎていく毎日ですが、
自分の気持ちに寄り添うことで、
自然と相手に寄り添うことができます。
自分に言っているみたいです(^_^;)
私も不完全な人間です。
コーチと言いながら、すぐ怒るし、寄り添えないこともあります。
でも、そんな自分も受け入れて、これからどうしたいか、もっと自分の気持ちに寄り添いたいです。
皆さんと一緒に成長していけたら嬉しいです!
あ、もちろんコーチングセッションに関しては、定評があるのでご安心を!
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