「寄り添う」ってなんだろう・・・?

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看護師も経験年数が長くなっていくと、「これだけは譲れない!」というこだわり、ありませんか?

「看護観」が少しずつ見えてくる時期がある気がします。

私も病棟経験が5年くらい経ったとき、私が大切にしていたことは、

とにかく、「寄り添う」ということです。

「寄り添う」って、

「共感して支える」「共感して支える」こと。

また、「相手の気持ちを自分のもののように感じること」という意味で使います。

毎日何人も入退院をしてきて、手術をして、その中に受け持ち患者さんがいて、看護師としては同じことの繰り返しですが、

患者さんにとっては、一大イベント。

しかも、「病気」という不安、恐怖、痛み等、心身ともに弱っています。

そんなとき、1番側にいられるのは、看護師です。

入院という一部を切り取って考えるのではなく、長い人生の中のほんの一部であり、その人の人生の一部に関われることを嬉しく思います。

Photo by Gabby K on Pexels.com

看護学生の頃は、1人の患者さんに対して、社会的、心理的、身体的の3方面から関わる、なんて学んだはずなのに、

いつのまにか、業務に追われて、患者さん本人ではなく、患者さんの病気しか見られないということもありました。

どんな想いであっても、やることは同じ。

だけど、相手の受け取り方は全然違います。

私自身、帝王切開で入院して、患者側の経験をしたとき、

ちゃんと産まれるのか不安で不安で押しつぶされそうなとき、

看護師さんに話しを聞いてもらって、とても心が満たされた経験があります。

「相手の気持ちに寄り添う」ことは、「相手の立場に立って考えてみる」ということ。

「寄り添う看護」というのは、私の中のテーマでもあります。

それは、寝たきりでオムツを使用して、ADLが全介助だとしても、同じです。

療養病棟に勤めていたとき、オムツ交換の時間、ゴミ袋を下げたカートをカラカラ押して、

何十人もオムツ交換、体位変換してまわる。

1人目で、シーツまで汚染されていたときの、やりきれない感じ、、、。

もちろん、少し気持ちが折れそうになります。

だけど、「一人ひとりに寄り添う」ことを意識するようになってから、相手の気持ちを考えることで、どんなことでも前向きに捉えられるようになってきました。

Photo by Harry Cooke on Pexels.com

看護師業務に関わらず、

「寄り添う」場面はたくさんあります。

子どもに寄り添う。

家族に寄り添う。

私も、いつ何時も寄り添いたい!と思ってはいるものの、

なかなか寄り添えず、感情的になってしまうことがあります。

そんなとき、大切なのは、

「自分に寄り添う」

ということです。

誰かに寄り添いたいと思うなら、

まずは自分の気持ちに寄り添うことが大切。

自分が体調不良だと、誰かを看護することはできませんよね。

まずは、自分の気持ちを聞いて、自分がどうしたいのか、

どんな風になりたいのか、

どうありたいのか、

寄り添ってみませんか?

相手のことなら考えられるのに、自分のこたになると後回しになってしまうこと、ありますよね。

仕事以外にも、色んな役割があって、バタバタと過ぎていく毎日ですが、

自分の気持ちに寄り添うことで、

自然と相手に寄り添うことができます。

自分に言っているみたいです(^_^;)

Photo by Katerina Holmes on Pexels.com

私も不完全な人間です。

コーチと言いながら、すぐ怒るし、寄り添えないこともあります。

でも、そんな自分も受け入れて、これからどうしたいか、もっと自分の気持ちに寄り添いたいです。

皆さんと一緒に成長していけたら嬉しいです!

あ、もちろんコーチングセッションに関しては、定評があるのでご安心を!

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