仕事でミスを連発!そんなときにコーチとしてかける言葉は・・・?

仕事で何をやってもうまくいかない日、ありませんか?
私はしょっちゅうあります(ーー;)
朝から点滴のアンプルを落としたり、
詰める薬液ボトルを間違えたり、
ルートをつけ間違えたり、
直接患者さんに影響はないにしても、アンプルを一つ落として割ってしまっただけで、
また薬剤部にもらいに行かなきゃいけなかったり、
ボトルに入れ間違えたら、それを破棄してまたやり直し、
ルートも間違えると付け直し…
大体、数名で薬液詰めをしていましたが、私がミスすることで先輩には怒られるし、
手間がかかってなかなか終わらない….。
そうなると朝からうんざり。。
集中力が散漫になってしまって、全然集中できず、
点滴の刺入もミスしたり、
回診介助では、スムーズに物品が渡せなかったり、、。
もう、ミスしたことを思い出すと、キリがありません。。
そんなとき、新人だった私は、同期ナースに話すことがよくありました。
独身寮で、部屋も隣同士だったこともあり、部屋を行き来することもしばしばあったので、
「ちょっと聞いてよ~。今日ミスばっかりで最悪・・・」と言うと、
「そんな日もあるって。私もしょっちゅうミスして怒られるよー」って。
もちろん友達も励まそうとちゃんと話しを聴いてくれるし、
私だけじゃないという安心感で、そのときはすっきりします。
だけど、また翌日も同じミスをするのではないか、という思いと憂鬱な気持ちでいっぱいになり、仕事に行くのがどんどん嫌になっていってしまうんです。
そんなとき、もし相手がコーチの場合、どうでしょうか?
まずは環境です。
散らかった部屋で、缶チューハイを片手に・・・・では、ただの愚痴聞きで終わってしまいます。
環境はなるべく静かでリラックスできる場所がいいですね。
周りの人が気にならない面談室や、院外なら静かなカフェなどを選びます。
最初はいきなり本題に入るわけではなく、ちょっとした世間話から。
ここで少し緊張をほぐします。
お互い気持ちの準備も整ったところで、本題に入ります。
コーチ(以下:コ)「今日は、どんなことが話したい?」
クライアント(以下:ク)「最近、仕事でミスばかりしてしまうんです。」
コ:「そっか。ミスばかりしてしまうんだね。もう少し教えてくれる?」
と、状況を聴いていきます。
このとき、気を付けることは、”決めつけないこと””知ったふりをしないこと”です。
「あー、最初はだれでもミスするよねー。新人のとき私もそうだったよー」ではダメなんです。
状況を聞いたら、
コ:「今日私と話し終わったとき、どうなっていたらいい?」と聞きます。
話しの流れも、ゴールも、すべてクライアントが決めるんです。
ク:「明日仕事に行くのが嫌じゃなかったらいいな・・・」
と言ったら、そのゴールに向けて話しを進めていきます。
コ:「もう少し詳しく聴かせて?」
という質問から、クライアントの心の中を見ていきます。
ミスしてしまうことで、どんな気持ちなのか、心の中でどんなことが起こっているのか、フラットな気持ちで聴いていきます。
ク:「ちゃんとやらなきゃって思っているのに、ついぼーっとしちゃって。」
コ:「ちゃんとやらなきゃって思っているんだね。ちゃんとやらなきゃっていうのは?」
ク:「ミスするとみんなに迷惑だし、ミスしたら事故につながるから。でも、なんとなく集中できていなくて。」
コ:「そっか。集中できていないんだね。」
と、”~っていうのは?””他には?””もう少し教えて?”ほとんどこの3つの質問で、コーチはあまり長くは話しません。
そうやって進めていくなかで、何かに気付いたら、それについてどんどんチャンクダウンしていくし、なかなかモヤモヤから抜け出せなかったら、
コ:「どんな状態が理想かな?」
と聴いたり、
コ:「今までうまくいったときは、どんな感じだった?」と、未来や過去の+の状態を考えてもらいます。
ク:「睡眠も食事もしっかり摂って、ちゃんと整えた状態で・・・」と話していると、
ク:「そういえば、最近食事もコンビニで済ませてしまうし、夜はついスマホばかり見ていて、ちゃんと眠れていないかも・・・・」
と、そもそも仕事の悩みから、生活習慣の話しに変わることもあります。
最初に設定した目標でも、いつでも再設定できるし、話し始めたことと、本当に話したいことが違うことは、よくあることです。
一通り話したあと、ゴールが見つかったら、
コ:「そのためにできそうなことはある?」と具体的な行動目標を決めていきます。
コ:「ここまで話してみてどう?」と、クライアントさんの気持ちの変化も必ず確認することも大切です。
すべての答えはクライアントの中にある
これが大前提です。
どんな話でも、ただの愚痴ではありません。
「コーチングを受けたい」と思って来てくれているのだから、もしぐるぐるして答えが見つからないとしても、
「ここには、なぜ来たんだっけ?」とそもそも、この時間を一緒に過ごすことの意味を再確認することでもOKです。
コーチングなんて、ただ話しを聴くだけでしょ?と思われることが多いんですが、
全ての質問に意味があります。
自分の意見を押し付けず、評価、判断せず聴いてくれる存在が、周りにいますか?
あなたの話しを、誰よりも親身になって聴く存在であることが、私のコーチとしてもあり方です。
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