仕事でミスを連発!そんなときにコーチとしてかける言葉は・・・?

beige sofa chair near a table

仕事で何をやってもうまくいかない日、ありませんか?

私はしょっちゅうあります(ーー;)

朝から点滴のアンプルを落としたり、

詰める薬液ボトルを間違えたり、

ルートをつけ間違えたり、

直接患者さんに影響はないにしても、アンプルを一つ落として割ってしまっただけで、

また薬剤部にもらいに行かなきゃいけなかったり、

ボトルに入れ間違えたら、それを破棄してまたやり直し、

ルートも間違えると付け直し…

大体、数名で薬液詰めをしていましたが、私がミスすることで先輩には怒られるし、

手間がかかってなかなか終わらない….。

そうなると朝からうんざり。。

集中力が散漫になってしまって、全然集中できず、

点滴の刺入もミスしたり、

回診介助では、スムーズに物品が渡せなかったり、、。

もう、ミスしたことを思い出すと、キリがありません。。

Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

そんなとき、新人だった私は、同期ナースに話すことがよくありました。

独身寮で、部屋も隣同士だったこともあり、部屋を行き来することもしばしばあったので、

「ちょっと聞いてよ~。今日ミスばっかりで最悪・・・」と言うと、

「そんな日もあるって。私もしょっちゅうミスして怒られるよー」って。

もちろん友達も励まそうとちゃんと話しを聴いてくれるし、

私だけじゃないという安心感で、そのときはすっきりします。

だけど、また翌日も同じミスをするのではないか、という思いと憂鬱な気持ちでいっぱいになり、仕事に行くのがどんどん嫌になっていってしまうんです。

そんなとき、もし相手がコーチの場合、どうでしょうか?

Photo by Ann Nekr on Pexels.com

まずは環境です。

散らかった部屋で、缶チューハイを片手に・・・・では、ただの愚痴聞きで終わってしまいます。

環境はなるべく静かでリラックスできる場所がいいですね。

周りの人が気にならない面談室や、院外なら静かなカフェなどを選びます。

最初はいきなり本題に入るわけではなく、ちょっとした世間話から。

ここで少し緊張をほぐします。

お互い気持ちの準備も整ったところで、本題に入ります。

コーチ(以下:コ)「今日は、どんなことが話したい?」

クライアント(以下:ク)「最近、仕事でミスばかりしてしまうんです。」

コ:「そっか。ミスばかりしてしまうんだね。もう少し教えてくれる?」

と、状況を聴いていきます。

このとき、気を付けることは、”決めつけないこと””知ったふりをしないこと”です。

「あー、最初はだれでもミスするよねー。新人のとき私もそうだったよー」ではダメなんです。

Photo by Taryn Elliott on Pexels.com

状況を聞いたら、

コ:「今日私と話し終わったとき、どうなっていたらいい?」と聞きます。

話しの流れも、ゴールも、すべてクライアントが決めるんです。

ク:「明日仕事に行くのが嫌じゃなかったらいいな・・・」

と言ったら、そのゴールに向けて話しを進めていきます。

コ:「もう少し詳しく聴かせて?」

という質問から、クライアントの心の中を見ていきます。

ミスしてしまうことで、どんな気持ちなのか、心の中でどんなことが起こっているのか、フラットな気持ちで聴いていきます。

ク:「ちゃんとやらなきゃって思っているのに、ついぼーっとしちゃって。」

コ:「ちゃんとやらなきゃって思っているんだね。ちゃんとやらなきゃっていうのは?」

ク:「ミスするとみんなに迷惑だし、ミスしたら事故につながるから。でも、なんとなく集中できていなくて。」

コ:「そっか。集中できていないんだね。」

と、”~っていうのは?””他には?””もう少し教えて?”ほとんどこの3つの質問で、コーチはあまり長くは話しません。

そうやって進めていくなかで、何かに気付いたら、それについてどんどんチャンクダウンしていくし、なかなかモヤモヤから抜け出せなかったら、

コ:「どんな状態が理想かな?」

と聴いたり、

コ:「今までうまくいったときは、どんな感じだった?」と、未来や過去の+の状態を考えてもらいます。

ク:「睡眠も食事もしっかり摂って、ちゃんと整えた状態で・・・」と話していると、

ク:「そういえば、最近食事もコンビニで済ませてしまうし、夜はついスマホばかり見ていて、ちゃんと眠れていないかも・・・・」

と、そもそも仕事の悩みから、生活習慣の話しに変わることもあります。

Photo by Ioana Motoc on Pexels.com

最初に設定した目標でも、いつでも再設定できるし、話し始めたことと、本当に話したいことが違うことは、よくあることです。

一通り話したあと、ゴールが見つかったら、

コ:「そのためにできそうなことはある?」と具体的な行動目標を決めていきます。

コ:「ここまで話してみてどう?」と、クライアントさんの気持ちの変化も必ず確認することも大切です。

すべての答えはクライアントの中にある

これが大前提です。

どんな話でも、ただの愚痴ではありません。

「コーチングを受けたい」と思って来てくれているのだから、もしぐるぐるして答えが見つからないとしても、

「ここには、なぜ来たんだっけ?」とそもそも、この時間を一緒に過ごすことの意味を再確認することでもOKです。

コーチングなんて、ただ話しを聴くだけでしょ?と思われることが多いんですが、

全ての質問に意味があります。

自分の意見を押し付けず、評価、判断せず聴いてくれる存在が、周りにいますか?

あなたの話しを、誰よりも親身になって聴く存在であることが、私のコーチとしてもあり方です。

一度体験セッションで、お話しませんか?

お気軽にお問合せください(^^)/

関連記事