「忘れる力」デネガティブを追い出す!?

「看護師の仕事って、大変だね〜」
って、看護師じゃない人からよく言われます。
どうしても、激務なイメージだし(実際そうなんだけど)、病棟だと年末年始も仕事で、
夜勤もあって、生活は不規則ですよね。
だけど、中には「看護師って楽しい!」って思っている人もたくさんいますよね。
周りからのイメージと、実際働いてみてからのギャップは絶対あります。
ただ、一言で「大変」と言っても、毎日大変なわけでもなく、
「楽しい」と言っても毎日楽しいわけではありません。
「看護師なんて辞めてしまいたい」
と思っている人がいる人が、このブログを読んでくれていたとしたら、
今日は、「楽しい!」方にフォーカスしてみませんか?
「楽しいこと」を書こうと決めて、看護師が楽しい!と思ったことを、10年以上遡って考えてみたのですが……
その瞬間というのは、具体的に思い浮かばず(^^;;
絶対あるはずなのに!!
もちろん、退院する患者さんを見て嬉しかったり、
「ありがとう」って言ってもらえたり、
場面としてはたくさんあるはず。
それなのに、何故具体的に思い出せないのか、、。
心理学では、
「記憶」は、「覚える、維持する、思い出す」の3ステップで構成させているそうです。
この3つのステップのうち、どれかにエラーが出ると、「忘れる」ということになるんですね。
嫌な思い出って、なかなか忘れられないでしょう?
これは、思い出自体が、「一連の出来事」に「その時の感情」が結びついたまま記憶されてしまっているから。
「感情」に関する記憶は維持する能力と結びつきが強くて、忘れづらいから、
「思い出すたびに嫌な気持ちになる」というループに陥ってしまうんです。
たしかに、怒られてすごく嫌な思いをしたことって、めちゃくちゃリアルに思い出せるし、
失敗したことは今でも思い出すと落ち込みます。
それを思い出せば思い出すほど、逆にしっかり覚えてしまうからなんですねぇ、、。
でも、時々、「嫌なことなんてすぐ忘れちゃう」って言う人って、いませんか?
これは、
「嫌な思い出を手放せる人」=「理不尽なストレスに対して耐性が強い」という側面を持っているのだそう。
看護師をしていて、嫌なことが重なると、
どんどん嫌な思い出が積み重なって、
それがトラウマになってしまうから、より「辞めたい」思いが強くなるのではないかな〜と思います。
この、心に溜まったストレスから、嫌なものを「忘れる」ことも大切かもしれません。
ここまでの話しによると、
忘れることは、「思い出」と「感情」を切り離すということに関連するんですよね。
意識的に「忘れる」といえ選択ができればいいということです。
私の場合、採血がすごく苦手で、何度も緊張と失敗を繰り返すことで苦手意識が生まれて、
できたときがあっても、それができなくなってしまうんですよね。
そんな中でも、「成功体験」を積み重ねるために、
例え、5回やって、1回しか成功したかったとしても、
その「成功したこと」を意識的にインプットします。
「できた」という経験を上書き保存することで、苦手意識が少し薄れます。
あとは、必要な行動とモヤモヤを切り離して「シフトチェンジ」すること。
「忘れる」という状態は、完全に「思い出さない」だけでなく、
「この時期のことだけ忘れる、置いておく」という機能もあるそうです。
一時的にでも、モヤモヤの感情を忘れて、違うことに集中することも、効果があるそうですよ。
人の脳とは面白いもので、「防御機構」という、つらい状況や不安から心を守ろうとする機能が生まれつき備わっているんですよ。
あとは、嫌なことを忘れるためには、「覚える」とは逆のことすると、
「忘れる力」を身につけられるそうです!
「覚える」ときに、何をしますか?
私の苦手な薬理学や病理学を覚えるときは、ひたすら、「繰り返して」書く、声に出すて反復していました。
つまり、その逆に。
「繰り返さない」ということです。
繰り返すことで、脳は「大事なことなんだ」と長期記憶に定着させてしまいます。
「あれはもう済んだことだから、思い出す必要はない」と、脳に言い聞かせましょう!
看護師に限らず、毎日覚えることはたくさんあります。
それでも嫌なことを覚えているだけで仕事が憂鬱になってしまうなら、
楽しかったことを思い出した方が良いと思いませんか?
1人ではなかなか思い出せなくても、誰かに話せば、事前に引き出せるものです。
コーチングとは、「引き出す」こと。
楽しかったことなんてない、と思っていても、ポジションチェンジや、タイムラインを使って、
忘れていた楽しい記憶を呼び戻すことができます!
そんな体験を、ぜひしてみてください!
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