効果的な質問とは?!

わたしたち看護師は、普段患者さんに多くの「質問」をしますよね。
質問の目的が、
「自分の知りたいことを知る」
「情報を集める」
「事実を確認する」
「やり方を教えてもらう」
などのように、その質問質問が自分のためにしているということが多いですよね。
患者さんから情報を得るためにアセスメントをしながら質問しています。
日本看護コーチ協会では、看護コーチとしてのコミュニケーション上の役割のひとつとして、
「相手が考える環境をつくる」
ということがあります。
相手のための質問をする目的として、
◎相手の選択肢を増やす
◎相手の視点を変える
◎学びを促す
◎気づきを促す
◎未来をイメージする
◎過去を振り返る
◎相手が発見する
◎内容を確認する
◎計画を立案する
◎行動を促す
◎やる気を引き出す
などがあります。
こちらが質問することで、相手が考え、何かに気付き、モチベーションが上がり、行動を起こし、効果を上げたとき、
質問は効果的だったと言えますね。
じゃあ、どういう質問をしたらいいの?って思いますよね。
そこには、実は正解があるわけでも、誰にでもどんな場面でも有効な特定の質問が存在しているわけではありません。
質問は、瞬間瞬間で創り出されていて、「今ここで」効果的な質問を造り出せるようになることが重要なんです。
「効果的な質問」について、「効果的とは何か」を考えてみましょう。
まず「効果的」とは、「ある働きによって、望ましい結果、効き目、しるし、変化があらわれること」とされているそうです。
例えば、患者さんが痛みを訴えている現状があるとすれば、
働きかけとして痛み止めを処方してもらう。
それを飲むことで痛みが治まることが、望ましい結果となります。
望ましい結果、変化、つまり質問の目的を持たずに質問しても効果は期待しにくいものです。
よく、クローズドクエスチョンや、オープンクエスチョンを使い分けると言いますが、
わたしたち看護師の業務の中では、
「はい」「いいえ」で答えられる質問を多くしています。
「よく眠れましたか?」
「ご飯は食べましたか?」
など、事実を確認するときには効果的です。
オープンクエスチョンは、
「どうしたら楽になりそうですか?」
「どうしたら取り組めそうですか?」
など、答えが限定されずに自由に答えることができます。
さらに、
「他にはありますか?」
と掘り下げていくことで、心の深いところにアプローチすることができるんです。
普段何気なくしていた質問を、「効果的に」「目的を持って」意識するだけで、
相手から引き出されるものが変わってきます。
コーチングは主に「質問」で作られています。
まずは自分自身が「質問される」ことを体験してみませんか?
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