ブランクがあっても大丈夫?~復職する前にやるべきこと5つ~

看護師は、永久ライセンスなので、どれだけブランクがあっても、
再就職は可能ですよね。
女性は、ライフスタイルの変化によって、休職したり、転職したり、働き方も様々です。
私も出産して1年間の休職を2回、うつ病で3ヶ月休職、就職活動のために2ヶ月休職を経験しました。
その度に、復帰する時、ものすごく不安でした。
筋肉と同じで、使わなければ鈍ってしまいます。
毎日毎日点滴を刺していたのに、1年も何もしていないと、不安になるのは当たり前です。
そのまま復職しない、という人も多いですよね。
転職サイトの中の記事に書いてあったのですが、
厚生労働省の発表によると、
2012年(平成24年)の潜在看護職員は71万人というデータが出されています。
同年における就業中の看護職全体の人数は約154万人(1,537,813人)です。
また、新規の看護職の資格取得者は5.1万人、離職者は16.1万人。
過去10年間の平均で毎年3万人の看護職が増加しています。再就職者は14万人と発表されています。
日本看護協会の資料によると、
2016年の看護職の就業者数は1,660,071人で前年より25,952人増加しています。
人数は看護師が一番多く、前年より1,646人増加しています。
准看護師は看護職の中で2番目に多い人数ですが、前年からは就業人数が減っています。
2016年の離職率は常勤10.9%、
新卒7.8%です。
2012年の離職率は常勤11%、新卒7.9%なので少しだけ良い状況になっています。
新卒については、新人看護師研修の実施など、病院定着対策が一定の効果を上げていると言われています。
また、常勤の離職については、夜勤の長い看護師が多い施設ほど離職率が高い傾向があるようです。
潜在ナースが71万人いるとは、驚きですよね?!
それだけみんな、一度辞めてしまうと、そのまま辞めてしまうんですね。
ブランクの心配が少しでも減らせるように、私が考える対策をお伝えしたいと思います!
①勤務可能な日数と時間帯を考える
復職するとなると、前回勤めていた時と状況が変わっていることが多いですよね。
産休でのブランクの場合、子どもの預け先の問題もあるでしょうし、
私のように、メンタルの問題で、フルで働くのもしんどいものです。
フルタイムで夜勤もするのか、日勤のみなのか、パートタイムで働くのかも考える必要がありますね。
②急な休みのときの対応について考える
産休明け、赤ちゃんを育てながら働くとなると、急な休みはつきもの。
わたしも2人の子どもを出産し、2人とも1歳で復帰しました。
保育園に預けていましたが、しょっちゅう熱を出すんですよ。
しかも、1人熱を出すと、順番に。
結局1週間以上休まざるを得ない、なんてこともざら。
そんなとき、私は病児保育を利用していました。
その病児保育は、インフルエンザなどでも預かってくれて、(今はどうか分かりませんが、、)
急に休むことは職場に迷惑をかけるよりも、自分を責めてしまってストレスになるもの。
そうならないために、事前に家族と話し合っておく必要があります。
③スキルを見直す
復帰するにあたって、今までどんな科で、どんなことを学んできたのか、
知識とスキルを確認しておく必要があります。
経験が長かったとしても、ずっと皮膚科にいて、突然脳外科に配属….ともなれば、学習しなおす量はとても多くなります。
経験がなくても、脳外科に興味があったり、学んでみたい分野があれば、そこにチャレンジすることも良いことですが、
復職に不安があるなら、今まで経験したことのある科に配属を希望する方が無難かもしれません。
私もはじめての産休明けで転職したときは、同じ科への配属を希望し、違う病院でも、スムーズに動くことができました。
ステップアップも必要ですが、今の自分がどれだけのスキルがあるのかは、把握しておきましょう。
④シュミレーションしてみる
いざ、復職となると、一体何時に起きて、何時までに支度をして、何時までに子どもを見送り、何時までに出勤するのか、
それが可能なのか、シュミレーションすることをオススメします。
実際に勤務する前に、練習しておいてもいいかもしれません。
子どもがいる場合は、朝は完全に子どものペースに合わせないといけません。
朝ごはんを食べる時間も早くなるのであれば、子どももそれに慣らす必要があります。
実際シュミレーションしてみて、要領をつかむのは大切です。
帰ってきてからも、夕飯をどうするのか、買い物はどうするのかも考えなければいけません。
宅配サービスなどを上手く利用して、自分も楽をする方法を見つけた方がいいですよね。
⑤他の仕事とも比べてみる
働くことは、看護師の免許があっても、必ず看護師として働く必要はありません。
普通の転職サイトを見てみるのもいいかもしれません。
看護師サイトでも、病院や施設以外にも、企業で働くという選択肢もあります。
看護師=病院というイメージがどうしてもありますが、いろんなところと比較することで、納得のいく就職先が見つかりますよ。
いかがですか?
私自身、何度か転職や復職を経験し、事前に考えておいて良かったこと、やっておけば良かったことをまとめてみました。
だれでも新しい環境に飛び込むのは勇気がいるものです。
その一歩を踏み出してしまえば、あとはなんとかなります。
「最初の一歩」を踏み出すお手伝いができたら嬉しいです。
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