看護師を辞めようと思った瞬間とその対策~中堅編~

昨日は、新人の頃の「辞めたい」ことを書きました。
新人ならではの悩みがたくさんありますよね。
しかし、年数が経てば解決・・・というわけにはいかないのが現実。。
経験値によって、悩みは形を変えて出てくるんです。
今日は、私が看護師になって3年目~5年目くらいの頃から感じた、「看護師辞めたい」についてお伝えしたいと思います。
看護師も3年ほど経てば、病棟での業務の流れはだいたい把握できるし、
病棟なら、疾患や検査も限られているので「分からない」ことでの悩みはほとんどなくなります。
業務に慣れて、プリセプターなどを経験しているうちに、看護師としてのやりがいを感じたり、「看護観」について考える機会が増えます。
お礼奉公で3年間勤務した後、転職する同期もけっこういました。
そんなとき頭をよぎるのが、
「このままずっとここにいていいのかな・・・?」
ということ。
そう思うことは、とても素晴らしいことですよね。
でも、まだ3年しか経験がないまま、転職するのも不安だし、
場所が変わればまた1から覚えなおすことになるので、よほどやりたいことがみつからない限り、勇気がでませんよね。
私もそんな風に思っていたら、あっという間に5年以上が過ぎていました。
家族の都合で転職はしたものの、3か所目の田舎の個人病院で5年以上働いていました。
「やりたいこと」がまだ明確ではないけれど、
「ここでずっと働くのは、何かが違う」と感じていました。
でも、このとき、
「ただなんとなく働いている」と、やりたいことは永遠にみつかりません。
「何がやりたいかわからなくても、アンテナを張っておく」
ことがとっても大切。
「何か違う」と思うということは、何か大切な価値観が眠っている証拠です。
私はその中で、退院される高齢者の生活について興味があり、介護の仕事をしてみたという思いが湧いてきました。
やりたいことは、ここで発揮できるのか、認知症についての勉強会を開催してみたり、退院指導を工夫してみたり、
地域連携室がなかったので、介護保険の勉強をしてみたり、いろいろやってみた結果、
「やっぱりここじゃない」と思い、転職を決意しました。
忙しい現場で、自分が辞めることで迷惑をかけるんじゃないか、
家族が反対するんじゃないか、
次の職場は見つかるのだろうか、、
と、不安はたくさんありました。
だけど、ここにずっといて、やりたいことができないのは嫌なので、一つずつクリアしていこうと思いました。
看護部長には、早い時期から相談を持ち掛け、公募を依頼したり、
家族とも何回も話し合い、最初は反対されましたが、熱意が少しずつ伝わり、最後は納得してくれました。
転職先は、介護施設で働く先輩に話しを聴いたり、
求人サイトに登録したり、
ハローワークに行ったりして、なんとか希望する職場が見つかりました。
「辞める」ことは決して悪いことではないけど、新人の頃とは違い、役割ややりがいも感じはじめる頃。
「辞める事の不安」を考えるより、「辞めることで得られること」を考えてみませんか?
辞めたいと思うときは、人間関係やストレスによるものももちろんありますが、
「このままでは終わりたくない」という思いも出てきます。
そんなときに、私はコーチングを受けることで、自分の大切にしていた価値観に気付くことができました。
コーチングを受けることで、自分の奥底に眠っている看護観に気付くこともできます。
より多くの人にコーチングを届けたい理由は、より多くの看護師に「大切な看護観」を見つけてもらいたいからです。
忙しい中で業務に追われ、へとへとのまま、ただ時間が過ぎてしまうことがとてももったいなく感じます。
是非、一度体験セッションを受けて、自分の中の声を聴いてみてください(^^)
お気軽にお待ちしています!