看護師を辞めたいと思った瞬間とその対処法!~新人編~

インターネットで、「看護師」と検索すると、上位にでてくるのは、
「辞めたい」
という文字。
これは、なんとも悲しいことですが、自分自身、辞めたいと思ったことは何度もあるので、その気持ちは痛いほど分かります。
今思えば、新人時代に辞めたかった理由と、
数年経ってから辞めたい理由はぜんぜん違うな〜と感じています。
その時期によって、辞めたい理由も、原因も違うんですよね。
そんな、「辞めたい」について考え、私の転職した経験が、誰かの役に立てたら嬉しいです(^^)
新人看護師が辞めたい理由。。。
これは、もちろん、仕事に慣れないストレスや、人間関係が多いでしょう。
右も左も分からない状態で、看護学生から看護師になるというハードルはかなり高いもの。
国家試験に合格したとはいえ、全項目を把握しているわけではありません。
専門領域には専門領域で、覚えることが山ほどあるし、
病院によって、手順も違うので、
「教科書に載ってることと違ーう!」
なんてこともしょっちゅうあります。
特に私が苦戦したのは、「略語」です。
病棟内で、飛び交う言葉をまず理解できない。。
泌尿器科だった私は、
「TUR-Pだから、準備して!」とか、
「P生検だから」と言われて、慌ててポケットサイズの略語辞典を開いた記憶があります。
何かと頻繁に出てくる略語。
最初はそれにも戸惑います。
また、簡単なバルーン交換とかでも、教科書と違うこと、ありますよね。
一体型になっているものだと、消毒や攝子もキシロカインゼリーもセットになっていて、
それの使い方も分からない状態。
いきなり壁にぶち当たった感じがします。
(私だけかもしれませんが・・・)
そしてこれは、職場によると思いますが、
「人間関係」です。
当時は、アドラー心理学なんてまったく知らなかったし、
人間関係について学ぶという思考もありませんでした。
この人間関係というのは、新人じゃなくても悩むことはありますが、
新人のときは特に悩みます。
それでなくても、新しい環境に飛び込むだけで緊張するし、
同期以外は全員先輩で、
緊迫する現場ゆえ、ピリピリすることが多々あります。
「1分1秒を争う」場面において、私たちは命を預かっているので、
少しの油断も許されません。
わたしも、患者さんの急変で、病院中のドクターを呼ぶ緊急コールってあるじゃないですか?
その時、何をしたらいいか分からなくてオロオロしていたら、
「邪魔!やることなかったら記録でも取っておいて!」
と言われたことが忘れられません。
今思うと、先輩は悪気があったわけでも、いじわるしたわけでもなく、緊急時に何もできないことにイライラする気持ち。痛いほど分かるようになりました。
だけど、新人の身には、染みる・・・。
グサッと刺さるんです。。
最初からうまくいかないのは当たり前なんですが、失敗が許されない現場なので、
どうしても指導は厳しくなりがち・・・。
もう、先輩が怖すぎて、その先輩に合うだけで心拍数が上がり、胸が苦しくなることもありました。
もちろん、優しい先輩もいましたが、そうなるまでは時間がかかるもの。
新しいことを覚えながら、信頼関係も築かなければならないことに、かなりのストレスを感じます。
そんなとき、どうしたか・・・
わたしはとにかく同期の友達に聴いてもらっていました。
社宅だったので、毎日誰かの家にいた気がします。
ご飯を一緒に作ったり、銭湯にいったり・・・
「気分転換」をすることに徹していました。
うまくオンとオフのスイッチを切り替えられるよう、帰ったら仕事のことは考えない!!
「あ、あれ大丈夫だったかな」とか「今度できなかったら」なんて考えているだけで、気分が落ち込んでしまいます。
せっかく家にいて、憂鬱なのはもったいないですよね。
私は、「白衣」を「スイッチ」と考えていました。
白衣を着たら、「スイッチ」を入れて気持ちを切り変えます。
逆に白衣を脱げば、もう看護師スイッチはオフ。
遊びに行くことや、楽しいことを考えることに集中します。
あとは、自分へのご褒美をあげていました。
「これがあればテンションが上がる!」っていうもの。
私は、スイーツ。
甘いものでほっこりして、幸せな気持ちになれます。
他には「ボーナスが出たらこれを買おう」と決め、モチベーションを上げていました。
新人のときは洋服やバッグを買うために、頑張れたといっても過言ではありません(;^_^A
あとはもう「勉強あるのみ」なんですよね。
なぜ辛いのかと考えたとき、「分からない」ことが多いからです。
さっき、白衣を脱いだらオフすると言いましたが、仕事のことで悩む暇があれば、自分のために勉強しようというモチベーションでやることが大切。
今までやった処置や病気のこと、次にやる検査・・・これは覚えるしか対策はありません。
勉強ばかりやるわけじゃなくて、同期や先輩に聴きながら、努力することも必要です。
分かるようになれば、新人の悩みも少しは改善されます。
それでも、辞めたいときはあります。
今新人でもし「辞めたい」と悩んでいる人がいるとしたら、あなただけではありません。
どの看護師も例外なく「新人時代」があったんです。
それで辞めてしまっても、もちろんOK。
あなたの人生、どのように生きようと自由で、あなた自身が選択できます。
私が、新人のとき、「コーチング」を知りたかった理由は、「一人で頑張るのは限界がある」と感じていたからです。
友達と遊んでも、
美味しいものを食べても、
ブランドのバッグを買っても、
一生懸命勉強しても、
それでも辞めたいときに、「心のよりどころ」が欲しかった。
「頑張っているね。」「本当はどうなりたいの?」
って話しを聴いてくれるコーチがいたら、
もっと楽しく仕事ができたと、心からそう思います。
また、避けるようにしていた先輩との関係も、違っていたかもしれません。
私がめちゃくちゃ辛かった新人時代、そんな看護師を少しでも減らしたい!
というのが私の願いです。
辞めたくて悩んでいるなら、是非コーチングを受けてみてください。どんなものか分からない人のために、無料セッションを受け付けています。
お気軽にお問合わせくださいね(^^)/