子どもの宿題から学ぶ、振り返る大切さ。

先日、子どもの学校の宿題で、
「小さいころの思い出」というプリントがありました。
もちろん本人は覚えていないので、親の宿題なんですけど、
生まれたときから今までの思い出を振り返りました。
その振り返りで、すごく成長を感じるいい機会だと思ったので、看護師人生にもあてはめてみよう!と思いました。
まず、「うまれたときのこと」という欄。
体重何グラムとか、身長何センチとか、生まれたときの様子とか・・・。
これを「看護師になったとき」と置き換えてみましょう。
私の看護学校だけかもしれないけど、うちの看護学校は、合格発表の日、
クラスの代表の生徒が、合格発表を現地に見に行って、
残りの生徒は学校の教室で待機する・・・というスタイルでした。
ネットより現地で行った方が、早かったのかな?
国家試験のあと卒業式があって、春休みに入って、
合格発表の日は久しぶりの再会となるわけです。みんな教室に集合していました。
私は・・・・というと・・・・
実家に帰っていたので、新幹線で3時間ほどかけて、母と二人で学校近くまで行ったんですけど、
学校には行きませんでした。
なぜかというと、
「自己採点で、不合格確定」
だったからです。
そう。必修問題を落としてしまっていたんですよ。
もう、卒業してから発表までの数週間、どう過ごしたか覚えていません。
あと1年また勉強するのか・・・
みんなと就職できないのか・・・・
という絶望感しかありませんでした。
でも、学校には行かなければいけなかったので、みんなが帰ったあとに行くつもりで、
合格発表の時間には、渋谷109で買い物してました(笑)
何も考えたくなくて、母も気を遣っていたのだと思います。
何着も試着して、可愛いワンピースを買ってもらったことを今でも覚えています。
そうやって、何にも考えずに買い物を楽しんでいたとき、
友達から電話がかかってきたんですよ。
「みんな合格してたよ!」
っていう留守電が残っていたんです。
それを聞いたのは山手線の車内で、驚きすぎて言葉もでませんでした。
少しずつ実感が湧いてきて、母と泣きました。
きっと、自己採点のミスか、不適切問題があったかで、合格点に達していました。
そのときの「喜びの気持ち」って、このブログを書くまでは、忘れかけていました。
あんなに嬉しかったんだなぁ。
看護師になれる幸せを一番感じた瞬間だったと思います。
そんなことを、息子の宿題で思い出すとは(^^;
みなさんも、合格した瞬間のことを覚えていますか?
それぞれのエピソードがありますよね。
そのときの気持ち、思い出してみませんか?
息子の宿題の続きですが、次に赤ちゃんのとき、1歳のとき・・・・
という風にコメントを書いていきました。
もうそのときは「看護師になったとき」のことを回想していたので、
その流れで、「看護師1年目、2年目・・・・」と思い出してみました。
最初は何もできなくて、何度も泣いたし、辛くて苦しい思いでばかりだけど、
2年目、3年目になるにつれて、楽しかったことや、嬉しかったことがたくさん思いだされました。
あぁ、私も最初は辛かったのに、息子が少しずつできることが増えて世界が広がっていくように、
私も看護師として少しずつ成長し、世界が広がっていったんだなぁ。。と実感しました。
今では、病院や正社員という概念すらなくなりました。
成長って、こうやって振り返ってはじめて気づくもので、頑張っているその瞬間には気付かないんですよね。
「私なんて何もできない」って思っている人は、過去に戻って振り返ることがおすすめ。
その中から、素敵な価値が見つかったり、これからやりたいことが見つかったりしますよ。
コーチングでも振り返りはよくやる技法。
是非コーチングで振り返りをしてみてくださいね(^^)