「あなたにとって大切なものは?」と聴かれても答えられない人へ・・・。

コーチングの練習をするときは、コーチ仲間とやることが多くて、コーチングを知っている人にセッションをすると、だいたい、
「次はこう聞かれるかな?」
という予測がついたり、質問にも驚くことはほとんどありません。
「目標達成」にコミットするという感覚は、学んでいるからこそすんなり入っていきます。
もちろんそれも練習として大切なことだけど、最終的には、コーチングを知らないクライアントさんに幸せになってもらいたいから、「コーチングを知らない」人にも心に響く声かけを模索中です。
その中で、
「あなたにとって大切なことは何ですか?」
の問いに対して、答えがなかなか出ない人のための言葉かけを紹介していきます。
もし、上の問いに対して、仮に答えが出たとしても、それは深く考えたり、多面的に考えて出てきた答えではないことが多いのです。
コーチの仕事は、クライアントさんに人生を様々な側面・視点から見てもらい、その上で、自分なりの指針を持ってもらうことです。
そのとき使うのが、これ!
「目線切り替えMAP」です!
この目線切り替えMAPを活用しながら、過去・現在・未来・他人の様々なエピソードを踏まえて、自分軸や、自分らしい目標・アクションを手に入れていきます。
「目線切り替えMAP」の具体的な質問の例はこちら!
◎現在・・・今できていることは?今、持っているものは?何からはじめられそう?
◎未来(-)・・・望まない未来は?このままいったらどうなる?
◎未来(+)・・・何を大事にしたい?なんの制約もなかったらどうしたい?何を目指す?問題が本当はどうなったらいい?行動したらどうなる?
◎未来(++)・・・その先どうなったらいい?
◎過去(-)・・・問題を感じたのはどんなとき?失敗したときはどんなとき?
◎過去(+)・・・良かったときはどんなとき?うまくいったときはどんなとき?
◎他人・・・相手の人は何を感じてる?尊敬している人は何してる?
◎俯瞰・・・ここまでの話しを客観的に振り返ってどう思う?
これらの項目を、クライアントさんの話しに合わせて活用していきます。
例えば、「どんな未来が最高?」と聴かれても、答えなれないとき、
「じゃあ、今までの経験で、うまくいったことは?」
と、過去(+)に働きかけてみる。
その中から、「じゃあ、今できることは?」を考え、そんな中で、クライアントさんが未来を描けることがあります。
他には、「どんな未来は避けたい?」と聴きます。
「このまま嫌な気持ちで働き続けたら・・・」
と話すと、
「じゃあ、そうならないためには?」
という方向にもっていきます。
もし、「こんな未来が理想!」と語るひとには、
「さらに最高の未来は?」
と、相手より少しステートを上げて聴くことで、自分では考えられなかった未来を描けることもあります。
このように、「今、何も描けない」
と思っていても、何も問題ありません。
「何も描けない」としても、
「あなたは今まで大変なことがあっても、乗り越えてきたんだから、大丈夫!」
と思っています。
クライアントの可能性を誰よりも信じて、素敵な未来を一緒に描きたいです(^^)
体験セッションへのお申込みお待ちしております。
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