「看護師なんか辞めてやる!」と思った瞬間。

看護師の免許を取得してから、いつの間にやら12年経ちました。
間で産休や育休があったし、病院でないところで勤めたりしましたが、
それでも「看護師」という仕事を続けています。
これまで、きっと数えきれないほど、「辞めてやる」と思いました。
なぜ、辞めたいと思ったか、なぜ今も辞めずに続けているかを書きたいと思います。
まず、「なぜ辞めたい」と思ったか・・・。
その原因として、一番考えられるのは、
「思ってたんと違う」ということです。
その「思ってた」というのは、看護師になる前や、学生の時の患者さんとの関わりから、「こんな看護師になりたい」という理想のことです。
先日、看護大学の教授をしている友人と話していると、
「理想の看護師像なんて、描かない方がいいんだよね。
理想が大きい生徒ほど、現実とのギャップに悩むからね」
と言っていました。
実際、その友人も、看護師という仕事は、経済的な理由が大きかったそうで、今までにも2年間海外で旅をしたり、自由に過ごしていて、
それでも20年以上看護師として働いています。
その「思ってた」理想の看護師とのギャップを感じたとき、
「もう辞めたい」と強く思いました。
例えば、いきなり受け持ち患者が複数人になり、薬液詰め、バイタルサイン測定、オペ出し、記録、術後観察・・・・
と、学生では経験のできないことのオンパレード。
それなのに、看護学校を卒業すれば、新人だろうが、ベテランだろうが、
患者さんのとっては、看護師は看護師・・・・。
その責任感の重圧の、押しつぶされそうになりました。
そんな時の対処法は、当時、とにかく早く技術や知識を習得するために、学習するのみでした。
術式や、術後合併症など、学生の頃の、「事前学習レベル」では、到底役に立ちません。
というより、教科書レベルで理解できていたとしても、実際は教科書通りにいくことはなく、一人ひとりの既往や、年齢によっても異なります。
技術に関しては、とにかく、積極的に体験させてもらうことです。
「やらせてください!」と先輩の後をくっついていました。
それでも、思う通りにいかなくて、泣いた日も多かったです・・・。
もっとしんどいのは、2年目。
新人さんが入職して、「今更聞けないこと」が出てきます。
「2年目なんだから、もうわかるでしょ?」という空気感が痛い・・・。
1年目は、できなくて当たり前、
2年目なのに、できない、
というプレッシャーで、仕事に行くことが嫌になることもありました。
どうしても、「できていないこと」を「できるようになる」というプログラムで、指導が進んでいきます。
それによって、
あれもできない、これもできない・・・
と、できないことに目がいってしまうんです。
周りの2年目の同期と比べられることもあり、失敗が続くと、「どうせ私なんか・・・」と、辞めたいことがありました。
それをどう乗り切ったのか、というと、
「気合い」です(笑)
周りの声を気にし過ぎず、目の前のやらなければいけないことに集中するのみです。
でも、そんな気合いは、長続きしないし、それで自分がつぶれてしまったら、元も子もありません。
このように、私のように、1年目2年目で、辛い思いをする人が、少なくなればいいなぁと思っています。
コーチングというコミュニケーションスキルによって、
「あなたらしさ」や「あなたの存在する意味」を見出していきます。
私も、あの頃、コーチングを受けていたら、
もっとできていることにフォーカスしたり、人間関係の悩みも解消していたかもしれません。
「コーチング技術」だけでなく、
私が今まで経験してきた知識、技術、人間関係、、、すべてを惜しみなく注ぎ込んで、全力で、目の前の人を包みたい。そんな想いです。(暑苦しいですね(;´・ω・))
いろんなコーチングや、カウンセリングもあると思いますが、その中でも、私を選んでくれたことに後悔させない自信があります(^^)
是非、体験セッションだけでも受けてみてくださいね♪