「目に見えないもの」を信じますか?

突然ですが、あなたは「霊感」がありますか?

病院で働いていると、必ず、

「私、見えるんだよね」って言う人いませんか?

ちなみに私は、まったく霊感がありません(;^_^A

夜勤中も、霊的な体験をしたことは一切ないんです。(だけど、怖い話系はめちゃくちゃ苦手です)

「霊感が強い人」が、夜勤前に、「あの部屋、気を付けた方がいいよ。出るから」

とか言われるとビビりまくって、ラウンドに行くのが怖かったことを覚えています。

私は霊感もないし、幽霊を見たことがないので、「この世に幽霊がいる」など信じてはいませんでした。

だけど、ある体験から、その考えが少し揺らいだんです。

私が田舎の一般病棟で働いているとき、満床20床のうち、9割以上が高齢者でした。

特養や老健から、肺炎や脳梗塞で入院することが多く、若い人が入院することはほとんどありませんでした。

そんなとき、50代の新規の患者さんが入院され、個室に入っていました。

その患者さんが、私が夜勤で、検温に周ったとき、こんな話をしたのです。

「昨日の夜中に、病室に勝手におばあさんが入ってきてね、“杖を見ませんでしたか?”って聞かれたんだよ。ぼくは、“暗くて分からないので、明日の朝確認します”って答えたんです。」

とのこと。

入院中の患者さんは、ほとんど寝たきりだし、認知症の患者さんもいなかったので、夢でも見ていたのかなぁ・・・と不思議の思っていたら、

ベッドの脇に隠れて、杖が見つかったんです。

「あぁ、これか!他の病棟の患者さんかもしれない」

と思って、名前を探したら・・・・

一週間前に亡くなった患者さんの名前が書いてありました。

このとき、ものすごくゾクッとしましたが、「あぁ、あの患者さん、杖がなくて天国にいけないのかな」と思い、家族に連絡をし、取りに来てもらいました。

私が直接見たわけではありませんが、50代の患者さんが嘘をついているとは思えず、不思議な体験でした。

今までの、「目に見えないものは信じない」と頑なに思っていたけど、「目に見えないもの」の中に、大切なものが見えるときって、たくさんあることに気付きました。

人はどうしても、「目の前で起こっていること」に集中してしまいがち。

だけど、患者さんにとっての入院期間は、人生のうちのほんの一部にしかすぎず、一人ひとりの生きてきた「タイムライン」があります。

杖を探していたおばあちゃんも、長い人生の中の最期のほんの少しの間を病院で過ごし、「どんな最期を迎えたかったか」「どんな気持ちで入院していたのか」というところまで介入しようともしていませんでした。

今思うと、もう死期を感じていて、歩けなくなったことや、杖がないと心配という思いがあったのかもしれません。

その思いを知っていれば、もっと早く安心して天国に行けたのかな、と思いました。

コーチングを学んで、「タイムライン」を意識すると、一人ひとりの存在を「かけがえのない存在」と感じるようになりました。

それは、クライアントに対しても同じです。

「あなたはあなただから素晴らしい」という思いで、コーチングをしています。

是非、あなたの生きてきた軌跡を教えてください(^^)

そして、未来に向けて、一緒に奇跡を起こしましょう♪

体験セッションのお申込み、お待ちしております(^^)

【短期】月収45万円以上確実な看護師転職サイト

関連記事