あなただけの「看護の定義」は?

人間は生まれつき「生命力」をもつ。
看護はその「生命力」を高めるように環境を調整する営みである。
by.F・ナイチンゲール
皆さんもご存知のナイチンゲール。
「看護覚え書」は看護師を目指すものは必ず目にしましたよね。
看護とは“その人の生きる力(生命力)に力を貸すことである”と言い換えることが可能ですが、具体的な力の貸し方は、あらゆる「生活」場面を通して、あらゆる手段を思考しながら、最も有効と思われる方法で行われます。
加えて提供する看護が、そのつど患者の生命力の消耗を最小にするように配慮されるべきであるということです。
ナイチンゲールの見事さは、
“これが看護である”
と定義づけた点です。
「看護覚え書」の「おわりに」で、人類史上初めてこの定義を残したんです。
関連する文章の中に、サラリと述べられているだけで、しっかり読まなければ見落としてしまいそうなこの文章は、看護の「役割」と「目的」が明確に提示されています。
後に、ヴァージニアヘンダーソンや、国際看護師協会、日本看護協会により、定義が提示されてきました。
いずれも、ナイチンゲールの考えがベースとなっています。
看護学生でこれらを叩き込まれ、いざ、病院で働いてみると、今の日本の病院は、衛生的なことは当たり前のようになっていますよね。
毎日の業務に追われていると、ついつい当たり前のことで、そこの重要性を忘れてしまいがちです。
「環境整備」ひとつとっても、とても重要な「看護」のひとつです。
毎日ナイチンゲールのことを想って・・・というわけではありませんが、時々初心に返ることはとても大切なことです。
私が看護コーチとして、やっていきたいことは、個別でセッションするだけでなく、看護師同士での交流です。
「あなたが思う、看護とは?」
これは、基本の「看護覚え書」には書いていない、あなた自身が働きながら感じること、患者さんとの関わりに中からうまれるものです。
それを、だれかに話す機会はあまりないですよね。
みんなが思う「看護」を共有する時間って、素敵ですよね(^^)
まずは個別セッションを通して、コミュニティの輪を広げていきたいです。
ぜひ、あなたの思いも聞かせてください!
体験セッションお待ちしております♪