継続は力なり。

「継続は力なり」とは、続けることの重要性、くじけずに続けることの重要性を述べた表現・格言です。
以前「仕事が出来る人は片付け上手。」でもご紹介したように、仕事が出来る人は継続上手でもあります。
自分だけの仕事のルーティンが確立されていたり、小さな仕事も毎日しっかりと行っていたりします。
これが、どういうことかというと小さな積み重ねが自分の財産になっていくということです。
看護師の仕事で特別な事はあまり求められません。
当たり前の事を当たり前に行っていく。
ですが、看護業務や記録、雑務を行う中で出来る人、出来ない人が生まれます。
なぜでしょうか?
それは、仕事において継続性のある取り組みをしているかどうかで決まっているように思います。
継続性のある人は、1つ1つの仕事をその瞬間のものとして捉えず、以前の失敗や経験を今この瞬間に活かします。
そして、今この瞬間の経験は次回への予習、準備へと変わっいきます。
これをひたすら、頭の中で繰り返し予習復習を自然と行い、仕事に臨んでいます。
一方で継続性のない人は、今この瞬間の忙しさを片付けることで精一杯になってしまい、終わった瞬間に他のことを考えています。
次回もまた、フラットな状態からスタートするので、いつまでたっても業務効率はあがりません。
「あの人とはキャパが違うから当然」というのは違います。
両者の違いは、ほんの少しの考え方の違いのはずですが、一ヶ月、一年と時間と共に差が開いていっているのです。
では、どうしたらいいのか。
自分が変わるしかありません。
大きく変わる必要なんてありません。
ほんの少しの考え方を、仕事が出来るあの人と同じにしてみたらいいんです。
明日からその人にはなれません。
でも始めなければいつまでたってもなれません。
本気を出していないだけ。その気になれば追いつける。
そんな風に思う方もいらっしゃると思います。
1つの例を出してみます。
毎日10分、本を読むのが日課のA子さん。
週に1回休みの日に1時間本を読むB子さん。
2人が1週間に本を読む時間の差は10分A子さんが多いだけです。
ですが1年経つと2020年の場合ですと52週ありますので、520分の差がつきます。
8.6時間の差であれば、B子さんが本を読むの時間を増やすだけでなんとかなりそうな感じもします。
では、体調不良やどうしても出かけなくてはいけなくて、本が読めなかった日があったらどうでしょうか?
A子さんは−10分 B子さんは−60分
さらに差が開いてしまいますよね。
仕事においても、大きな時間を毎回割くというのは難しいことです。
時間があるときはやる、今日は時間が取れなかったからやらない。
ではなく、毎日着実にコツコツと。
すぐに結果は出なくてもいつか花開く瞬間がきます。
花開くまでには、土を耕し、肥料を蒔き、種を植え、水をやり、雑草を抜き、また水をやり、花が咲く。
仕事も同じです。
仕事の成長=あなたの成長。
もちろんやり方を変えるだけで一気に効率的になることもあります。
それはそれです。
技術の進歩や機器の進歩は、ありがたく活用しましょう。
小さなことをコツコツと、でも継続的に。
後輩があなたを真似するその日まで。
(ダイエットも同じですよね)