休みの日の捉え方。

みなさんは休みの日、何をして過ごしますか?
外出したり、好きな映画を見たり、家の掃除をしたり。
それぞれにやりたいことをして過ごすと思います。
では、休みの日は嫌いですか?
ほとんどの人が、休みの日が大好きだと思います。
そんな休みの日の考え方について考えてみたいと思います。
数年前までの私は、休みの日=仕事への備えをする日。という考え方でした。
仕事に必要なものを買いに行ったり、体調がいまいちであれば体調を万全にして仕事に臨めるように回復に努める。
買い出しや掃除も、仕事の日にグッタリ疲れて帰ってきてから行うのは嫌なので、休みの日に集中的に行う。
そして、余った時間を自分の好きなことに使う。
しかし、これではあまり時間は残らず、なんとなーく休みの日が終わってしまうことも多々ありました。
そしてそんな休日を過ごした私は、重たい体にムチ打ちながらまた仕事へと向かうのでした。
連休の日はもっと素晴らしいです。
1日を潰してしまっても、まだもう1日の猶予があります。
1日目にやることを片付け、次の日は自分のために時間を使う…
はずだったのに、疲れ切って1日目はゴロゴロ、2日目になんとなく家の掃除をして…
また仕事だ…
そんな経験はないでしょうか?
そんな私の価値観をガラッと変えてくれたのがA君です。
A君は休みの日の為に、仕事をしています。
休みを有効活用する為に、休みの日に疲れなんて残しません。仕事を見事なまでにコントロールして手を抜きます。
しかし、やるべきことは終わっている。
そして、休みの日は事細かにスケジュールを入れ、自分の好きなことをとことん楽しみます。
休みの日を満喫した彼はまた、次の休みの日の為に仕事をします。
仕事の疲れを取るための休日ではなく、休日を楽しむための資金稼ぎとして仕事をしているのです。
その働き方が良いとか悪いではなく、その考え方、価値観が私には衝撃的でした。
昭和、平成、令和と時代は変わっていくんだなぁと痛感しました。
ここで、なにが言いたいかというと
「価値観の違いを受け止める」
ということです。
A君がそのような働き方をしていることは周知の事実です。
しかし、彼の上司はもっと仕事に精を出してくれとか、仕事も休みの日と同じくらい頑張ってくれとか小言しか言いません。
そうすると、A君のモチベーションは上がりますか?
下がる一方です。
私は、A君の価値観を受け入れました。
そして、休日を彼と同じような価値観で過ごしてみることにしたんです。
すると、めちゃくちゃ楽しいです!
充実感の塊で、次の休みが待ち遠しくてたまりません。
もちろん、仕事に対する価値観は真似しませんでしたが、新たな扉を開いたような感覚でした。
そして、そんな私をA君は尊敬してくれるようになりました。
他の人がなかなか受け入れなかった価値観を受け入れたことで、そうなったと思います。
すると、仕事に対して私の言うことに共感してくれるようになりました。
今までどれだけ上司が言っても変わらなかったA君が、なぜか私の言った事は取り組むようになったのです。
人と人との繋がりは信頼関係に集約されているのだなと、改めて気づかされた出来事でした。
あなたや、あなたの周りの人はどんな休日を過ごしていますか?
そこから見えてくる信頼関係構築の為のヒントが、もしかすると眠っているかもしれません。
コーチングを学んで、そういった考え方ができるようになったのか、単純に年を重ねたせいなのかは不明です。
しかし、価値観の違いの受け止め方や、傾聴が自然とできたのはコーチングのおかげかもしれません。
さぁ、次の休みは何しようかな。