あの頃、コーチングに出会っていれば・・・。

今日は、私が10年ほど前に、夫の仕事の都合で引っ越しをしたときの話しをします。
もともと18歳で一人で上京してきた私は、友達が多くはありませんでした。
それから結婚、出産を経て、なかなか友達とも会えなくなっていきました。
そんな一人目の子どもが1歳になる頃、突然引っ越すことになり、周りの知り合いが一人もいなくなったんです。
とりあえず、働かなきゃ!という思いで、土地勘もないまま、私は自転車でも行ける場所の市立病院に就職しました。
もちろん職場の人には恵まれて、母親である以外に、自分の居場所を見つけた気がしました。
でも、当時まだまだ看護師としての経験は浅く、急性期の外科病棟で目まぐるしい毎日。
夜勤が始まると、院内の夜間託児所に子どもを預け、夜勤明けで連れて帰るという日々が続きます。
それでも、「みんな頑張ってるんだから・・・」と、がむしゃらに仕事をしていました。
業務は大変だったけれど、やりがいも感じていたし、技術も確実に身についている実感がありました。
そんな生活をして、1年が過ぎたある日・・・・
突然、朝、起きられなくなったんです。
自分の身に何が起こっているのか分かりませんでした。その日はただ「休みます」と連絡を入れて、家で休んでいました。
すると次の日も起きられない!!!
これは、おかしい・・・と、師長に相談すると、「心療内科」への受診を勧められ、「うつ病」と診断されたのでした。
その後は3か月休職し、復帰はしたものの、夫の仕事の都合でまた引っ越すことになったので退職することになりました。
それから家族のサポートや、第二子妊娠したこともあり、服薬はやめて、今ではすっかり元気です。
当時のことを振り返ると、今でも苦しかったことが思いだされて、しんどくなります。
だけどあえてその頃のことを書いていて、今思うことは、
「あの時、ちょっとしんどいなぁと思ったことを、誰かに聞いてもらっていたら・・・」と。
職場の人たちがみんな頑張っているからといって、無理して、少しずつ積み重なった「しんどい」が、身体に出てしまったんだと思います。
実家も遠く、周りに知り合いもおらず、それでも「私は強いから大丈夫」と言い聞かせていました。
今、コーチングを学んで、そんな看護師さんのために、自分にできることは何か・・・と考えます。
「話しを聴くこと」
これは、ただ「聞く」のではなく、「聴く」という、「心」で感じることを大切にしています。
「傾聴」という言葉をよく使うように、相手の話しを聴きたい!もっと知りたい!同じ景色を観たい!という思いでセッションしています。
こんなにも自分の話しを心から聴いてくれる人はいますか?
コーチングは、カウンセリングと違い、自分の可能性を引き出すものなので、もちろん、精神的につらくて治療が必要な方は、専門家の診察をお薦めします。
そうではなく、そうなる前に、「なんとなく、このままでは嫌だな」とか、「ちょっと誰かに話しを聴いてもらいたいな」というときに、コーチングが活かされます。
コーチは、そっと背中を押すような存在。コーチが何かしてあげようとは思わないんです。
なぜなら、クライアントの可能性を信じているから。
そんな唯一無二な存在でありたいと思います。
体験セッションは無料で受け付けているので、是非一度受けてみてください(^^)
お待ちしております♪