コーチングの無責任さと責任

今まで、ブログにも書いてきましたが、「答えはすべてクライアントの中にある」という理念のもと、コーチングをしています。
アドバイスしたり、こちらから提案するのではなく、クライアント自信が考え、行動し、ゴールへと進んでいくのです。
「仕事を辞めたい」とか、「やりがいを感じられない」など、そんな話しをぶつけてくれているのに、コーチとして、私は、「自分で考えて」「あなたはどうしたい?」と言うなんて、あまりにも無責任ではないか?!
と思う方もいるかもしれません。
しかし、私はコーチングの質問で大切にしていることを、一言でいうと「無責任になる」ということです。
この「無責任になる」というのは、本当に責任を取らないということではありません。
責任を取らない位置で考えるということなのです。
看護師の私は、どうしても困っている人を放っておけず、「なんとかしてあげたい!」「目の前で困っている人を助けなきゃ!」という染み付いた使命感から、相手の問題を自分の問題として解決しようとして、相手と一緒に悩んでしまったり冷静になれず、質問がでてこなくなってしまうことがあります。
結果的に、相手の責任を取りすぎてしまうのです。
とにかくコーチとして、相手の可能性や、能力を信じて、あえて近づき過ぎず、適度に距離を保ちながら、俯瞰して物事を判断することが必要なのです。
無責任さの裏で自主性を伸ばす!
相手の立場に立ちすぎないことで、クライアントの自主性が飛躍的に伸びるのを見てきました。
今まで問題に対し、答えを求めていた方は答えをもらえないことに無責任と感じるかもしれません。
しかし、他人の出した答えはあなたの答えでしょうか?
自分の答えと違っているときに、また新たな問題が生まれます。
葛藤です。
職場の先輩や上司に相談した場合などは、それが顕著になります。
マニュアルが決まっており、それに対する問いの答えであれば問題は生まれません。
しかし、マニュアルのない事はどうでしょう?
人間関係や、患者さんとのやり取りの中での問題、プライベートの問題なんかもそうです。
問題解決に1番大切なのは、「あなたがどうしたいか」「あなたが最善と思う選択は何なのか」ということです。
結果的に間違っていることもあると思います。
そんな時に、他の人のアドバイスを聞き、また考える。というプロセスが必要になりす。
最初から、答えを求めてばかりいると自主性が伸びてきません。
まず考え、言葉としてアウトプットし、自分の中を整理し、また考える。
そんな繰り返しが習慣になることで、考えるということが自然とできるようになり、アドバイスの求め方も変化してきます。
ただ答えを求めていたものが、よりよい答えを求める為自分の考え+他者の考えのハイブリッドになります。
コーチングは基本的にアドバイスはしませんが、求められればお答えします。
なぜなら、私にはクライアントであるあなたに幸せになってもらう責任があるからです。
コーチングはあくまでも、手段です。
コーチングを受けたからといって幸せにはなれません。
そこから、どうしたいか、どう行動していくのか、あなたに懸かっています。
コーチングはあくまでも手段です。
大切な事なので、2回言わせて頂きました。
そして、コーチングを学び、その先にあるのは目標達成です。
目標設定から始まり、目標達成までの道のりをコーチと共に歩んでみてください。
今までと違った景色を見られると思います。
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