看護師は医者じゃない

よく、親族等に、「血圧が高いんだけど、どうしたらいい?」とか、「検査結果が悪いって言われたんだけど、どう思う?」と、いきなり健康相談をされることがあります。
「看護師なら何でも知ってる」と思っている人が多いと思いますが・・・
それは大きな間違いです(笑)
そもそもいきなり相談されても、そのひとの普段の状態や既往歴などを知らないと判断できないし、安易に答えられるものではありません。
「病院の先生に相談した方がいいんじゃない?」としか答えようがありませんよね。
夜勤中に、患者さんから、
「眠れないから睡眠薬ちょうだいよ」
これもよく言われます。
もちろん看護師が薬を処方できるはずもなく、
「明日先生に言っておきます。」というしかありません。
看護師は医者ではないのです。
「え?看護師って、病気のことも知らないし、薬も出せないの?
じゃあ、何ができるの?」
って思われてしまうことがあるかもしれません。
しかしその分、「看護師に対する信頼度の高さ」があるのだと思います。
「血圧が高い」と相談したとき、結果的に「医者に相談する」というところは同じでも、
「血圧が高いんだね。それは心配だね。普段はどれくらいなの?お薬は飲んでる?他に症状はあるの?」
と、話しを聞くだけで、安心感を与えられるでしょう。
「夜眠れない」と患者さんに言われて、薬の処方はできなくても、寄り添って話しを聞くことはできるし、
背中をさすったり、足を温めたりすることはできます。
それが、医者とは違うけれど、看護師だからできることです。
周りの人からすれば、「看護師」はどれだけ大きい病院で勤めているベテランだろうと、新人だろうと、みーんな「看護師」です。
医者じゃないとできない仕事はたくさんありますが、「看護師にしかできない仕事」もたくさんあります。
そこに一人ひとりの価値観があり、それが「看護観」となって成長していくのです。
自分自身の「看護」を振り返ってみていかかでしょうか?
「あなたはどんな看護師ですか?」と聞かれたら、なんと答えますか?
その中に、「あなたにしかできない仕事」があります。
あなただからできる、素晴らしいものを一緒に見つけませんか?
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是非お気軽にお問い合わせください<m(__)m>