白衣の天使じゃない

私は、「白衣の天使」という言葉が嫌いです。
どんな過酷な労働であっても、笑顔を絶やさず、病める人のそばで寄り添う・・・。
そんなイメージなんだろうけど、疲れて笑顔になれない日もあるし、自分自身が病んでしまうこともあります。
そう、看護師だって“ひとりの人間”なんです。
久しぶりに会った友人に、「なんの仕事してるの?」と聞かれ、答えると、
「すごいね!天使だね!」
と言われ、美容院などで職業を聞かれると、
「白衣の天使ですね!」と言われる。
そのたびに、なんだかモヤモヤしていました。
看護師に対するイメージが、良ければ良いほど、自分自身が天使のような気持ちでいられないことに罪悪感を感じていました。
そんなとき、ナイチンゲールの言葉を思いだしました。
「天使とは、美しい花をまき散らす者ではなく、苦悩するもののために戦う者である」
と。
これを思いだしたとき、自分自身の「天使」に対する定義を勝手に決めつけていたんだなぁと思いました。
看護コーチング講座の中で、改めてナイチンゲールについて学び、「看護覚え書」を改めて読み直し、「看護とは何か」を考えるきっかけとなりました。
日々の業務に追われて、毎日いっぱいいっぱい・・・。そんなこと考えてる余裕ないよ~(´;ω;`)っていう人たちのために、コーチングがあります。
看護観には正解はありません。
あなたが、何を大切にしているのか、今、何を感じているのか、一緒に探してみませんか?